第六章 Perfect Breaker
残滓の刃
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る長門の姿だった。
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エスティア内部の通路。
結局あの茨を排除することはできず、管制ブリッジをぐるりと回って入れる別の入り口を探しているところだ。
しかし
「だーぅ!!ここもかよ!!」
管制ブリッジに入るための通路や扉の前には、ことごとく茨が発生していた。
「これじゃ入れねぇぞ・・・時間もないし・・・・」
内部に持ち込んでいたマシンマッシグラーを回収し、それで周囲を回っていたフォーゼだが、すでに下階は見回り終わってしまっていた。
壁に貼られた地図によると、ブリッジ内は上階と下階に分けられているらしい。
と言うことで、今度は上階殻はいろうと、そちらを調べて回っているのが現在。
現在位置は、エスティアの円形部の前部に当たる場所。
バイクでなければ、タイムアップしてしまうだけの広さがあった。
「やっぱこいつ連れてきてよかったぜ〜」
そう言いながら、上階部周囲を時計回りに走るフォーゼ。
上階に上がったのはエスティアに突入した場所――――つまりは左部分から。
そこから前部へと回り、弧を描きながら回っていくと、そこから右側部へと入り
「んな!?」
そこに散らばる瓦礫にまず驚いた。
左を見ると外壁が崩れ、そして閉じられた隔壁があった。
そして、次に見たものは
「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
刃を振るう、一人の――――否、もはやそれは一匹の獣の咆哮。
バーサーカーとして召喚されたそいつが、何に向けているのかもわからない咆哮を上げていた。
フォーゼが見たのは、後姿。
紫の装甲に、握っているのは剣。
そしてチラリと見えたマスクは、間違いなく
「あんたは・・・・仮面ライダー、なのか?」
「AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA――――。」
聞こえるはずのない声量での一言。
しかし、何を感じたのか咆哮がピタリとやんだ。
そして、その先に倒れるカブトを見つける。
「カブト―――天道先輩!!」
倒れるカブトを見て、身構えるフォーゼ。
対し、バーサーカーの首だけがこちらに振り返り、静かな時間が二、三秒。
瞬間
「な、なあ、あんた仮面ライダーなら」
「GOOOOOOOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!」
フォーゼの言葉を掻き消し、その仮面ライダーは猛進してきた。
そして一気に天井まで飛び、そこに脚を付け、更に勢いをつけてフォーゼへと突っ込んでく
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