第六章 Perfect Breaker
残滓の刃
[5/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
人間は、そう多くはないからな」
「―――――ここまでやって、最後に持ち上げるのか・・・・全く、卑怯なのはお前だ、天道」
そう言って、サソードは装甲がぼろぼろと剥げ落ちていき、その素顔を一瞬だけ露わにした。
「さらばだ。我がライバルよ」
「ああ。今度こそ、な」
そして、消える。
仮面ライダーサソード・神代剣は、満足そうに去って行った。
「・・・すでに人生を全うした人間を呼び戻し、心を惑わし戦いを誘発させる・・・・」
満足そうに去った彼だが、もともと彼に未練などはなかった。
もし何もなく召喚されたのならば、天道と戦うと思ったことすらないだろう。
だが、彼の心にあるわずかな思い。
「天道に勝ってみたい」というわずかな思いを、セルトマンは膨大させることでサソードを――――サーヴァントを戦わせているのだ。
「俺は決して許さない」
それは、死者の想いを冒涜する行為だ。
未練なく昇天した彼らの魂に、泥を塗りたくる行為だ。
拳を握りしめ、ハイパーゼクターを外すカブト。
ライダーフォームへと戻った彼は、大体の位置をすでに把握している。
このまま管制ブリッジに向かえば、アルカンシェル発射装置の破壊まで、お釣りが来るほど時間に余裕がある。
そして、第一歩を踏み出したところで
ズガァッッ!!!
「――――な・・・に・・・・」
背後から斬りつけられ、地面を転がる。
破壊された壁の瓦礫の中に突っ込み、そのまま転がっていく。
カブトに襲い掛かる、第二の敵。
サソードが撃破されたことを感知し、セルトマンが送り込んだ新たなるサーヴァント。
そいつは
「バカな・・・・なぜまだお前が・・・・」
「SHIIIIIGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」
握りしめた刃を力の限り振りおろし、ただただ破壊の暴風となって周囲をバラバラに引き裂いていく。
その剣には技も何もあったものではない。しかしそれでいて、空気すらも細切れにするほどの剣速。
間違いなく、その剣士は「バーサーカー」であった。
------------------------------------------------------------
「はぁ、はぁ・・・・」
「ふぅぅうウウウ!!アぁッッ!!」
「くぅっッ!!」
エスティア後部。
仮面ライダーオーガVS鹿目まどか
初撃において、弓という優位性を得ていたまどかは即座にオーガに向かって一撃を放った。
まどかをここに引きずり込んだ剣の力、エネルギーの総量からして、弾幕を張ったところで、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ