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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
残滓の刃
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人間は、そう多くはないからな」

「―――――ここまでやって、最後に持ち上げるのか・・・・全く、卑怯なのはお前だ、天道」


そう言って、サソードは装甲がぼろぼろと剥げ落ちていき、その素顔を一瞬だけ露わにした。


「さらばだ。我がライバルよ」

「ああ。今度こそ、な」


そして、消える。
仮面ライダーサソード・神代剣は、満足そうに去って行った。



「・・・すでに人生を全うした人間を呼び戻し、心を惑わし戦いを誘発させる・・・・」

満足そうに去った彼だが、もともと彼に未練などはなかった。
もし何もなく召喚されたのならば、天道と戦うと思ったことすらないだろう。

だが、彼の心にあるわずかな思い。
「天道に勝ってみたい」というわずかな思いを、セルトマンは膨大させることでサソードを――――サーヴァントを戦わせているのだ。


「俺は決して許さない」

それは、死者の想いを冒涜する行為だ。
未練なく昇天した彼らの魂に、泥を塗りたくる行為だ。


拳を握りしめ、ハイパーゼクターを外すカブト。
ライダーフォームへと戻った彼は、大体の位置をすでに把握している。

このまま管制ブリッジに向かえば、アルカンシェル発射装置の破壊まで、お釣りが来るほど時間に余裕がある。

そして、第一歩を踏み出したところで


ズガァッッ!!!

「――――な・・・に・・・・」

背後から斬りつけられ、地面を転がる。
破壊された壁の瓦礫の中に突っ込み、そのまま転がっていく。


カブトに襲い掛かる、第二の敵。
サソードが撃破されたことを感知し、セルトマンが送り込んだ新たなるサーヴァント。


そいつは


「バカな・・・・なぜまだお前が・・・・」

「SHIIIIIGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」


握りしめた刃を力の限り振りおろし、ただただ破壊の暴風となって周囲をバラバラに引き裂いていく。
その剣には技も何もあったものではない。しかしそれでいて、空気すらも細切れにするほどの剣速。


間違いなく、その剣士は「バーサーカー」であった。



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「はぁ、はぁ・・・・」

「ふぅぅうウウウ!!アぁッッ!!」

「くぅっッ!!」


エスティア後部。
仮面ライダーオーガVS鹿目まどか

初撃において、弓という優位性を得ていたまどかは即座にオーガに向かって一撃を放った。


まどかをここに引きずり込んだ剣の力、エネルギーの総量からして、弾幕を張ったところで、
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