第六章 Perfect Breaker
復活の怪人
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「核の護衛に、ブレイカー」
呟き、地図の上にコトリと、チェスに使うかのような駒を「EARTH」ビルの位置に置くセルトマン。
「空ではキャスター・プレシアが。そして、大気圏外にはライダー・クライド」
コト、コト
「保険に一枠空けるとして、残り三騎―――――」
そう言って、暗い部屋の中天井に手を向ける。
そして、告げる。
「セイバー、アサシン」
ドドンッッ!!
撃ち出された赤い光は、天空へと伸びエスティアへと到達する。
召喚されたのは、二体。
「さて・・・・どうしてくるかな?「EARTH」」
不気味に笑うセルトマン。
そして、脚を組んで状況を見る。
まるで、観客の一人であるかのように。
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「二体、撃ち出されたな」
「ああ。おそらくエスティアの守りにだろう」
「・・・・・今ならオレら以外のみんなで・・・・むりか」
「EARTH」医務室では、ようやく運び込まれた蒔風たちが仰向けになっていた。
寝返りを打つだけの体力もない。
今はとにかく、他のメンバーに任せるしかない状況だ。
「クソ・・・親父を倒さなきゃならないってのに」
「大人しくしてろ」
それでも起き上がろうとする翼刀の頭を押さえつけ、軽い口調とは逆に厳しい眼差しで外を見るショウ。
「今地上にいるのは翼刀の親父とプレシア・テスタロッサ。空に今撃ち出されたのを含めて、三騎」
「ってことは、あと二騎、ってことやろか?」
「何を召喚する気でしょうか?」
倒れている蒔風たちを奥の方へと押し込み、ショウははやて、アリスと話していた。
朱里や雛里もいたが、エスティアの動向監視のために出て行ってしまった。
「何を召喚する気か、って言ったら、なんでも出せるからな」
「アーカイヴに接続している以上、確かにそうですね」
「そんなにやばいんか?」
「一回呼び出した奴はもう出せないらしいが、同じクラスの物でも召喚できるからな」
「しかも、既存七クラスにあてはまらない者も召喚できますからね」
「恐らく、召喚枠を残しているのは俺達を警戒してだろうしな」
もしすべてを召喚されたら、こっちは残りの戦力を総動員してでも「EARTH」ビルの攻撃に向かうだろう。
何はともあれ、大聖杯さえ破壊すれば周囲の被害はともかく、これ以上の暴挙は食い止められる。
だが、目ざといことにセルトマンは「EARTH」が対峙
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