第六章 Perfect Breaker
現る巨大戦力
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いままでのあらすじ
倒せども倒せども、次々に出現するサーヴァント。
「EARTH」はそれに対し、総力を以って当たっていく。
セイバー、ランサーとがついに倒れるも、撃破に対して比例以上の損耗を強いられることになる「EARTH」。
そんな中、新たにキャスター:プレシア・テスタロッサが、二人の娘の前に姿を現した。
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「ごめんなさいね、二人とも。手加減をすることもできそうにないわ」
二人の上空に立つプレシアが、抵抗のためか身体を振るわせている。
娘たちに危険な男と戦わせないためにしようとする彼女だが、手加減しようと思ってもできないらしい。
令呪の縛りがそれを許さない。もしかしたら大けがをさせてしまうかもしれない。
それが、何より一番怖かった。
「アリシア・・・・」
「うん?」
「ちょっと無茶なこと考えたんだけど・・・・」
「へぇ?多分、それ私も考えたよ」
「そう?」
「とーぜん。姉妹だし♪」
少しだけ、悲しそうな顔をするプレシア。
やはり自分は、こんな形でないと娘と触れ合えないようになってしまったのか。
その彼女の元へと高度を上げながら、スバルとエリオに通信を入れる二人。
それを聞き、二人は心配しながらもその場を後にする。
プレシアの事件のことは、エリオもスバルも話に聞いている。
ならば、手出しすることなどできるはずもない。
「母さん」
「・・・なにかしら?」
「変に手加減、しないでいいよ?」
「そうそう。母さんが全力出しても、私たち二人ならよゆーよゆー♪」
「あら・・・そうかしら?」
「これでも管理局ではS+ランクなんだよ?」
「母さんなんて楽勝楽勝!!」
「だから・・・すぐに、解放してあげるから!!」
「ちょっと目を閉じてて。そうすれば、終わるからね!!」
ガシャッ!!と、二本のバルディッシュが形状を変化し、それぞれの手の中に収まっていく。
フェイトのバルディッシュ・アサルトは、魔力ワイヤーで繋がった二刀のブレード。
アリシアのバルディッシュ・ウイングは、ブースターのついた大剣。
大気を踏みしめ、仮に大地であったならジャリ、とにじり寄る体勢。
その二人の姿を見て、プレシアは笑った。
そして、身体の力を抜く。
「・・・・そうね。じゃあ・・・・少し見せてもらおうかしら?」
「「任せて!!」」
ビシャァッッ!!
瞬間、雷鳴が轟き、雷が天を奔った。
紫電の雷撃は二人の元へと走駆
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