第六章 Perfect Breaker
現る巨大戦力
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の戦艦は、時空管理局艦船エスティアや!!」
「エスティア?聞いたことないな?」
「そらそうやろうな。あれは二十年以上も前に落ちた戦艦や」
「ってことは、召喚されたのは艦長か、ゆかりのある人物か」
「艦長や。この場合、間違いなく」
「・・・・イヤに確証があるのな?」
「そらそうや。だって、あれは・・・・・」
「あれは、クロノ提督の父上の乗っていた船だ」
「なに?」
はやての言葉を引き継ぎ、シグナムが応える。
ゼストとの戦いを終え、腹部に包帯を巻いた、ほとんどさらしの状態でやってきた彼女は苦虫をかみつぶしたかのような表情で話す。
「艦長は、クライド・ハラオウン。我ら夜天の・・・いや、闇の書によって、あの船は落ちたのだ」
「・・・・なるほどね」
「でも、それよりもまずいのは―――――あれがアースラと同型艦、ってことや」
「つまり?」
はやての言葉に、今一つ理解が及ばない蒔風たち。
戦艦ひとつくらいなら、翼人が三人も出向けばいいと考えているのだろう。
だが、次の一言に驚愕し、モニターの映像に戦慄することになる。
「つまり・・・あれはアルカンシェルを撃てる、っちゅーことや」
バッッ!!!と、その言葉を聞いた瞬間、に蒔風が窓から身を乗り出して空を見上げた。
目を凝らすと、小さな光がきらりと光った。
「オイオイマジかよ!?」
「見ろ!!あの戦艦、チャージ始めてんぞ!!!」
冷や汗を流す蒔風と、モニターを見て叫ぶショウ。
アルカンシェルと言えば、簡単に言えば時空破断砲撃だ。
その殲滅力は、軽く大都市一つを消滅させるだけの効果を持つ。
それがもし、この「EARTH」の敷地ごときに放たれでもしたら・・・・・!!!!
「クラウド!!理樹!!あと一刀と観鈴も来い!!行くぞ、翼刀!!!」
「え?」「は?」「ちょ!?」「僕も?」「ってか俺も!?」
蒔風の言葉に、五人はキョトンとした顔をする。
この五人は、アルカンシェルの威力を知らないのだ。
しかしはやてからの簡単な説明を聞いて、流石に顔を青ざめさせ始める。
「ど、どうするんだ!?」
「話聞いてなかったのか?」
軽くうろたえる一同に、蒔風がまだ勝機はあると笑う。
そして、翼刀に肩をかけて挑みかけるように叫んだ。
「いいか?あれは時空破断砲撃だ!!!つまりだ・・・・あとは解るな!?」
「・・・・そうか!!」
「翼刀、お前が要だ。気合い入れてけ!!ショウ!!」
「ああ、俺はここに待機する。何かあったら言え」
「頼む」
そう言って、翼人五人と翼刀は外
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