第六章 Perfect Breaker
世代の戦い
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蕩う雲に大穴を開け、その向こうの星空を解放した。
ゼストの身体は燃えながら消滅し、粒子となって消え去った。
同時に地上では、キバのザンバットソードがダークキバに向かって袈裟切りに振り下ろされていた。
音也の拘束を解き、勝手に動く右腕が、その剣を防ごうと雷撃を放つが、音也は笑う。
「俺の息子だぞ?止められるかよ――――」
道理である。
ザンバットソードは、まるでそれは音也ではないと判断したかのように粉砕し、肩から入り込んだ刃は左腰にかけてダークキバの身体を斬り裂いた。
そして、ザンバットバットに手をかけ、上げていく。
いつもはこの動作を敵に背を向けて行う渡も、今回は真っ直ぐに向き合っていた。
そして、ゆっくりとザンバットバットを降ろしていき―――――
「さよなら、父さん」
「ああ。俺に似て、いい男になったな。渡」
ガチンッ!!!
ドォンッッッ!!!
ファイナルザンバット斬によって流し込まれたエネルギーが爆発し、ライダーも消滅した。
その後、落下してくるシグナムを発見したキバは、飛翔態へと変身して彼女を回収する。
地面に彼女を寝かせて覗き込むと、うっかり飛翔態のままだったためシグナムに全力で殴られた。
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「ライダーと・・・・ついにランサーがやられた」
「へー。どのライダー?」
「紅音也。キバの父親」
「へー。僕の見立てだと、カイザがすぐにやられると思ったけど」
「そっちは案外粘ってるな・・・・さて、と」
「次出すんで?」
「核の守りはブレイカーに任せればいいからな。残り六騎はドンドン出していく」
そう言って、大聖杯の魔力の中にズプリと手を突っ込み、しかし何でも無いように詠唱を唱えるセルトマン。
「これでいい。さて、次はだれにするかな?」
サーヴァントに底はなく。
セルトマンの戦力は、まだまだ出現する。
「とりあえず・・・・じゃあ、キャスターで」
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セイバー・セフィロスを相手にしている、フェイトとアリシア。
スバル、エリオ二人のサポートを受け、確実に彼を追い詰めていた。
当然ながら、スピードにおいてはセフィロスを凌駕するフェイトと、それには及ばないもののやはりかなりの速度を誇るアリシア。
そして、魔力の電気変換によって肉体を強化するエリオと、
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