第六章 Perfect Breaker
世代の戦い
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たのは、自分の息子なのだから。
「いやぁ、強くなったな。さすがは俺の息子だ!!」
「そんなこと言ってないで!!」
「いや、本気だぞ?そのまま俺を倒してしまえ」
「出来ない!!」
「なに?俺の息子のくせに、俺に口答えすると言うのか!?」
「それとこれとは別問題・・・・あぁもう!!父さんは死んでも治ってなかったの!?」
「なんだそれは!!俺のことバカだって言ってるのか!?」
「うん」
「・・・・・渡!!父さん手加減できなくなった!!!」
「えぇ〜・・・・・」
音也のこういう一面のおかげで悲観することもない渡だが、やはり父を倒すとなると覚悟がいる。
「キバット!!どうにかできないの!?」
「無茶言うなよな渡!!ありゃ俺たちにできることの範疇を越えてるっての!!」
やはり、父をこのまま生かすことは出来ないのかと思案してしまう渡。
そこを突かれ、飛来してくるダークキバの紋章に捉われてしまう。
「あ、ぐっ!?」
「くっ・・・何をやっているんだ渡!!」
「やっぱり・・・僕に父さんを倒すことなんてできない!!」
「こ・・・・のバカ息子――――!!!」
凄まじい電撃が全身に襲い掛かり、バタバタと暴れまわる四肢。
装甲を弾き飛ばし、火花と炎すら上がり始めたところで、いったんその電撃が止む。
「――――――ガハッッ!!!」
一瞬意識がなくなっていたのか、数拍おいて息を吐き出すキバ。
美しい銀の装甲は黒焦げ、蒼い肉体は雷撃によって幾つかが爆ぜていた。
ダラリと崩れるキバ。
その中で、朦朧とする視界の向こうに、キバは父の姿を見た。
自分に伸びている右腕を、左腕で押さえながら、全身を震わせている音也の姿を。
「俺の息子を・・・・殺させるかよ・・・・・」
数奇な運命に生きた父子。
しかし、だからこそ息子は――――――
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「翔太郎・・・・・それにフィリップか・・・・一体何をしている?」
「おやっさん・・・・・」
《ば、バカな・・・・・》
仮面ライダースカルVS仮面ライダーW
その戦いは、誰もが簡単につく者だと思っていた。
仮面ライダーWは、そのメモリチェンジによる戦闘手段の手広さが強みだ。
対して、仮面ライダースカルは身体機能を上昇させるだけに過ぎない。
その戦いのなかで、エクストリームまでになったWが地に伏せて倒れることになろうとは、誰もが思わなかっただろう――――
《スカルメモリの特性、弱点は
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