第六章 Perfect Breaker
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ズッ、と
セルトマンの足元が光りはじめる。
それは、さっきまでも見たことがある光。
回数は七回。即ち―――――サーヴァント召喚の魔法陣だ・・・・!!
「うっそだろ!?」
「あのさ。話だとコイツ、聖杯戦争のプログラムいじってんだよね?」
「・・・・ああ」
「だったらさ、別のサーヴァントを召喚するのも可能なんじゃない?既存の七騎じゃない奴とか」
「・・・・そう来るか・・・!!」
これまで流れ良く倒してきたから忘れていたが、セルトマンの召喚できるサーヴァントは、七騎とは限らない。
故に、欠員が出れば追加の人員を召喚することが可能である、ということ。
「さて、ではルールをお話しようか。この聖杯戦争、召喚できるサーヴァントは七騎までだ」
召喚の光の中、セルトマンが笑いながら今回の聖杯戦争の内容を語る。
七騎という数を越えると、サーヴァントの性能が下がるらしい。
予備回路もあったらしいが、その分もすべて大聖杯につぎ込んでいるため、七騎が限界だ。
「しかし、追加召喚は可能だ。更に、一度召喚した者は二度と召喚できない代わり、別のサーヴァントの召喚が出来る」
そう言って、呟くのはクラス名。
しかし、それにしてはおかしな点が一つ。
「ライダー、ライダー、ライダー・・・・!!」
ドゥンッッ!!と、煙と光を発して召喚されるのは、まさかのライダーが三人。
「クラスの重複が可能なのか!?」
「そう。やろうと思えば、セイバー七人組も可能だ」
そうして煙の中に現れたライダーたちは、どうやら仮面ライダーらしい。
各々変身アイテムを手にして、それを起動させてくる。
「マズイ!!退くぞ!!」
「え!?」
「あいつはなんでか知らんが「死者」しか召喚してこない。だが、もし生者も召喚できるとしたら、お前勝てるか!?」
その通り。
原典に接続しているということは、いまだ生存している者も召喚できることを示唆している。
もしもそうなったとき、今この場で戦闘に入るのは圧倒的に不利だ。
「セルトマンが言っていたのは全部本当だった・・・・じゃあここであれらが戦ったら潰されちまうじゃん!!」
「ってこと!!逃げる逃げる!!」
翼人だからわかる。
セルトマンの言葉に、嘘偽りはない。
蒔風たちが駆け出して、その場を後にしていく。
それを見ながらセルトマンは「EARTH」ビルへと入りながら、フォンへと撤退の指示を出していた。
一方、蒔風たちの背後から聞こえてくる変身音。
いずれも聞いたことがある、この世界にいるライダーたちと同じタイプだが、細部が異なっている変身音だ。
「ガブリ
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