第六章 Perfect Breaker
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るならば、これどういった意味を持つかは一目瞭然だろう。
しかし、世界をめぐった蒔風やショウならばともかく、セルトマンがその情報を知っているのはありえない――――!!!
「これは、別の世界でいずれもゲームとして発表された世界だ。しかも、すべて同ブランドからの物として・・・・それをテメェが知っているということは―――――お前は、この世界のアーカイヴに通じている、ということだ。違うか!!」
「――――大正解」
蒔風の言葉に、セルトマンがニヤリと口角を上げた。
ほとんどのメンバーは、その話の半分程度しか理解できていない。
蒔風と「奴」の訪れたこと、そして結合によって、本来とは異なった未来を進んでいるこの世界。
だが、それ自体は何もおかしいことはない。
パラレルワールドという物の確認は、すでにされている。
そしてこの世界にはさまざまな世界が結合している。
その各世界の「基」が「原典」だ。
このアーヴ・セルトマンは、この最大世界に結合した世界の原点が並ぶ場所。アーカイヴに大聖杯を接続しているのだ――――!!!
「道理でこいつ、馴れ馴れしいはずだ。だってこいつは、ある意味じゃぁこの世界の「視聴者」か「読者」なんだからな!!」
「魔女のことを知っていたのも・・・・」
「大方、まどかちゃんの世界の原典を見たんだろうよ」
「じゃあ、俺達の力とかを知っていたのも、この最大世界の原典を見たから!?」
「面白かったよー、君らの物語」
「・・・・そりゃどーも。もしよかったら「良かった点」「悪い点」「一言」を添えて感想が欲しいね」
「あっはは、誰宛に?他の世界で、この世界を受信した人を探すとか?」
セルトマンが大聖杯を接続しているのは、アーカイヴ。
彼は、そこの登場人物を引っ張り出してサーヴァントとして召喚しているのだ。
故に、ゼストや朝倉涼子、ティーダ・ランスターを召喚することができたのである。
「それにお前の力の起源が流転と循環、ってのもわかった。おおかた、自分の排出した魔力を循環させて再び利用しているんだろう?」
「ああ、そうだろうな。ってか、それ調べてきたの俺だし!!」
「いや、サンキューだ、一刀。ホント助かってる。でも遅刻しすぎじゃね?」
敵の正体がわかったからか、荷が降りたように談笑し始める蒔風と一刀。そしてそれを眺める観鈴。
しかし、セルトマンは手を振って
「違うよ」
と、言い放った。
「・・・・・は?」
「ああ、確かにオレはアーカイヴに接続しているよ。俺の君たちに対する情報の出所も、まあそこさ。でも、俺の使っている魔術の根元はそれだけじゃない」
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