第六章 Perfect Breaker
砕けぬ完全
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今までのあらすじ
セルトマン配下の完全の従者。そしてサーヴァントを撃破していく「EARTH」だが、だんだんと追い込まれ始めている。
すでにクラウドは消耗し、蒔風もボロボロだ。
理樹の前にはセイバーとアサシンが立ち、ティアナにはアーチャーが立ちふさがった。
そして、瓦礫の中からユウスケが、津上と長門によって運び出される。
オフィナは、もういない。
遡ること、数分前――――――
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「テメェ、勝負しろやコラァ!!!」
「うる・・・・さいっ・・・!!!」
オフィナVSライジングアルティメットクウガ
津上も長門も、この戦いは凄まじい攻防が繰り広げられると想定していた。
片や、限界知らずの高出力。攻撃の完全。
片や、上限突破の究極の力。ライジングアルティメット。
その力が真正面からぶつかり合えば、とてつもない被害が周囲に及ぶ。
ここは「EARTH」敷地外。
下手をすれば、市街地にまで被害は拡大するかもしれない。
しかし、そんな心配は最初の30秒だけだった。
最初こそ取っ組み合い、殴り合い、拳と拳、脚と脚を交差させてぶつかり合ったクウガとオフィナ。
その衝撃の余波は、大気を震わせ大地を轟かせるほどの物だった。
並みの人間なら、見ていることもできずに気を失ってしまうほど。
だが、クウガのライジングアルティメットキックと、オフィナの膨張した巨大な拳が衝突すると、そこから一気に戦局は変わった。
そして、頭のやり取りになる。
「テメェ、勝負しろやコラァ!!!」
「うる・・・・さいっ・・・!!!」
オフィナの身体に、負傷はない。
一方、いきなり全力を出しぶつかり合ったクウガの身体は、所々から血を噴き出している。攻撃の反動に耐えきれていないのだ。
助けに行きたい津上だが、長門に止められる。
解っている。いまあの場に自分たちが飛び込んでも、巻き添えを食うばかりか足手まといだ。
しかし、クウガも考えていないわけではない。
肉弾戦のほかにも、アルティメットのクウガには能力がある。
「ハッ!!」
「ん?・・・・グッ!?ガァッ!?」
吐き出した息と共に、掌をオフィナへと向けるクウガ。
すると、オフィナの身体が一気に発火し、炎に包まれて炎上し始めた。
これが、究極の力を得たクウガの力の一つ。自然発火能力だ。
手の平から発したプラズマによるものだと言われているが、この攻撃を見て津上はうまいと思った。
オフィナは、これまでも攻撃をいく
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