第六章 Perfect Breaker
追い詰められた翼
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を捻り、一瞬でオトした。
そして変身が解除され、剣崎の姿へと戻った。
何をするんだと声を荒げる映司にも手を添え、抵抗虚しく同じように首を捻った。
「や、やめ・・・・」
「フンッ!!」
「セィヤッ!?」
「ったく・・・仮面ライダーってのは、どうしてこうバカばっかなんだ・・・・」
ドサリ、と倒れた映司。
文句を垂れながら、二人の身体を抱え、アンクが翼を広げて撤退しようとする。
そのアンクに、フォンが挑発じみた声をかける。
「あれ?逃げんの?」
「このバカが死んだら困るんだよ。お前、空飛べないだろ。こうすりゃ追って来れねえ筈だ」
そう言って、飛翔するアンク。
確かに、フォンは飛ぶことができない。
空へと逃げていけば、このまま撤退成功だ。
だが、フォンは鼻歌を歌いながらそこら辺の小石を取った。
そして、アンクに向かって思い切りブン投げた。
「うぉッ!?」
「へへーん!!そこまでじゃなくても、それなりに力も強いんだ!!こうすりゃ、撃ち落とすくらいはできるのさ!!」
飛来してくる石を回避するアンクだが、いつもと違い二人も抱えているのだ。回避も楽ではない。
(落すか・・・・?)
脇の二人を見て、そんなことを考えるアンク。
しかし、どうやらそうしないで済みそうだ。
「そーれ、もういっぱ・・・つぅっ!?」
投げようとしたフォンの首元に、斬撃の閃光が飛んで来た。
フォンは振りかぶったまま上体を後ろに倒し、地面にこける。
そして直後、大地を吹き飛ばしながら理樹とセフィロスがフォンの元へと突っ込んできたのだ。
「うわお!?」
「ハ・・・今の内だ・・・!!」
それの回避をフォンがしているうちに、アンクは撤退していく。
突っ込んできた二人の構図は、バリアでのナックルで突っ込んできた理樹を、セフィロスが受け止めている形だ。
空中で喰らったそれは浅い角度で高度を落とし、そして地面に着地してきた、というところだろう。
バチィ!!と理樹を上に弾き、理樹はそれに合わせてセフィロスの頭上を側転のように回転して背後に回る。
振り返りざまにセフィロスが剣を振るうが、右、左と来るそれを理樹は左腕一本で順番に受けて右腕で反撃する。
それを脚の裏で踏みつけるように受け、バク転して下がるセフィロス。
そうしながらも剣撃は繰り出され、それを理樹がガードしていっていた。
「斬れぬ相手とは・・・・最初は楽しかったが、もはや詰まらんな」
「そうだね・・・・僕も、あなたとの戦いは飽きはじめたよ」
お互いに息も切れず、そして挑発しあう。
セフィロスからすれば、理樹のバ
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