第六章 Perfect Breaker
追い詰められた翼
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どうか・・・・・・・
「退け!!ストライフ!!」
「!!!」
その時、空から声がした。
咄嗟に飛びのいたクラウドの前を、横一線に炎の刃が飛来してきた。
ヒュンヒュンと音を鳴らしてのたうつのは、連結刃。
その炎をゼストがかき消し、そしてクラウドと彼の間に立つのは、夜天の書・ヴォルケンリッターが将――――
「お前か。騎士シグナム」
「お久しぶりです。騎士ゼスト」
『ダンナ・・・・あんたを、止めに来た!!!』
アギトとユニゾンし、炎を全身から発するシグナム。
死者の魂をも利用する悪辣非道の行いに対する、彼女たちの怒りを表すかのような、劫火。
VS騎士ゼストは、相手を変えて第二ラウンドへと突入する。
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「ねぇ・・・・その程度なのかなー?」
「この・・・・・・」
「あーあ、つかれちゃって」
見極の完全・フォンVS仮面ライダーブレイド&オーズ。
優勢なのは、フォンである。
しかし、ブレイドもオーズもダメージを負っているわけではない。
荒い息は、ダメージからではなく疲労から来るものだ。
これまでの戦闘において、フォンは攻撃してこなかった。
その変わり、一撃たりとも当たらないのだ。
オーズの多種多様の攻撃も、ブレイドの様々なラウズカードも、その全てを見た瞬間に最善の回避行動をフォンは取ることができていた。
「ねえねえ?僕、一度も攻撃してないよ?ねぇ〜?」
「こい・・・つ・・・・」
「映司!!無茶すんな!!!」
すでにオーズのコンボも、その亜種形態のほとんどまで使用した。
映司の体力も精神も、すでに擦り切れる限界だ。
そして、それは剣崎も同様である。
アンデットとの融合係数の高い彼は、長く変身し戦闘することで肉体に変調をきたす。
キングフォームになっていないからこそまだ大丈夫だが、すでに限界に達している。
「これ以上の戦闘はお前らには無理だ!!」
「そんなこと・・・言ってる場合じゃないだろ・・・・・」
「コイツたおさねぇと、大変なことに・・・・」
アンクの言葉に、根性論で答える二人。
そして、そんな時のために、アンクは戦わずに体力を残していたのだ。
「おい」
「ん?」
「え?」
アンクが一声かける。
二人は振り返ると、まずブレイドの顎の下にアンクの手が添えられた。
そして
「フンッ!!(ゴキッ!!)」
「ウェイッ!?」
「ケンジャキさーん!?」
その首
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