第六章 Perfect Breaker
極と暴走
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・・こんなことが!!!」
「やっと・・・・暴走したか・・・・」
ドサッ、と蒔風が腰を落とし、地面に倒れそうになる上半身を腕で支える。
厄介な完全も、あと二人か、と空を仰いでため息をつく。
しかし
「・・・・・・・あれ?」
アライアの気の抜けた声がした。
ガバリと、崩れた上体を起こす蒔風。
そこには、未だに身体を崩壊させないアライア。
ムクリと立ち上がり、点検する様に身体を動かす。
「むう?・・・・・硬度が暴走し、身体が砕けるかと思ったのだが・・・・」
それはこっちのセリフだよ。
そう言いたかったが、蒔風の口は半開きになって動かない。
真人、謙吾も同様だ。
まさか、暴走したと言うのに、身体が崩壊しないなど思いもよらなかったからだ―――――!!!
「ふ・・・フはは!!これは、我が硬度の完全は――――真の意味で完全なるものだったということか!!!」
硬度の完全は確実に暴走状態と言える段階にある。
スペックの全てが、硬度に振られているのだ。
しかし硬度、暴走せず。
「さて・・・・あとはどうしてくれようか・・・・・」
完全なる硬度が、蒔風へと迫る。
すでに三人とも満身創痍。その中で、蒔風ができることは――――――
to be continued
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