第六章 Perfect Breaker
虚栄、倒る
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というからには振動しており、その振動ゆえの切れ味は、ショウが握る根っこの魔導八天そのものの切れ味を、すでに凌駕してしまっているほどだ。
「ぎざ・・・ま・・・・」
「まさにこれが」
ザシッッ
「怒りに打ち震える、ってことで」
ドォンッッッ!!!
“LOND”の頭を果物のように切り分けて、その胸元を蹴り飛ばすショウ。
命を失った巨体が、粒子となって消滅しながら大地へと倒れ伏していった。
それを眺めながら、セルトマンが笑う。
「へぇ・・・“LOND”がやられたの」
“LOND”と言えば、蒔風すら追いつめた男だ。
しかも、最終的にはその身を消滅にまで追い込んだ。
それがこの段階で破れるとは―――――
「いや、あの時は蒔風も満身創痍。ショウの基本性能が蒔風以上ならば、“LOND”という男の実力はこの程度なのかもしれないな」
しかし、それに納得しながらセルトマンが目を閉じる。
頭の中のリストを読み返しているような指の動きで、鼻歌まで歌っている。
そして
「決めた。アサシンとアーチャーは」
召喚
「こいつらだ!!」
サーヴァント七騎が、ついに揃う。
しかし、そのうち二体はすでに敗退。
一見して、「EARTH」が優位。
それでも、セルトマンの笑みは消えていなかった。
to be continued
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