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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十二話〜機動六課の休日(後編)
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ちは地下へ向かってくれ)
(一人で!?無茶だよ!)
(ちゃんと手はある。安心しろ、なのは)


自身の手札を切るため、通信をする。



「マスター、宝具使用の許可を。最大出力なら一撃でこの軍団を破壊できる」
「ダメや。ここは目立ちすぎる。士郎の魔術は本局の方にも目つけられてるんや。それに、そんなことせんでも私が参戦する。だから何とかなるよ。ヴィータとリインは地下に、士郎はヘリに向かってや。空は私となのはちゃん、フェイトちゃんが抑えるよ」
「そうか。それならば………」



そうと決まればここは三人に任せ、ヘリの方へ向かうとしよう。
その前に…………


「ワーカー、カートリッジロード。」
[load cartridge.]


4発の薬莢が飛び出す。これで魔力は何とかなったか。



投影、開始(トレース・オン)


ある物を投影しておく。


「ヴィータ!持って行け」
「これは……盾か?」


投影したのは加護を与えし女神の盾(イージス)。黄金色に薄く光る四角い小型の盾で、彼の女神アテナの持ちしあらゆる魔的要素を無効化するという概念を持つ盾だ。
真名解放すれば盾が鏡のように光り輝き、担い手の幸運を上げ、ほとんどの攻撃を跳ね返す、まさに最高クラスの防具である。


「いざとなったらこいつでフォワードたちを守ってやってくれ。魔法相手ならこの盾に防げぬものなどない」
「……ま、一応借りてくぜ」


私もヘリのもとへ向かわねばな。



side スバル



ギン姉と合流し、ガジェットを倒しながら進む。ランスさんは直接戦闘に参加はしないが、アドバイスをしてくれていた。
そして、だいぶ進んだところで



「ありました!」



キャロがレリックを確保。だが………


「な、何?」


謎の影が現れ、キャロのもとへ。


「キャロ、危ない!」
「え?」


間に合わない―――!誰もがそう思った。が、


「おせぇよ」
「……………」


いつの間にキャロのところへ移動したのか、ランスさんがその影……人型をした虫?のような生物の攻撃を止めた。



「てめぇ、何者だ?」
「…………」
「だんまりか、なら……」


そうして一度目をつぶったランスさんが再び目を開けた時、急に虫のような生物がランスさんから大きく距離を取った。



その様子にあっけにとられていたが、



「きゃああああああああ!」
「キャロ!?」


キャロの叫び声で現実に引き戻された。
そこには一人の女の子が。
どうやら彼女がキャロを吹き飛ばしたようだ。


「あった……」

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