第三章
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「そうだな。何とかな」
「ここまで来たわね」
「明菜、大丈夫?」
春奈は両親の言葉を受けてから明菜、まだ背負っている彼女に顔を向けて問うた。
「何ともない」
「うん、安心して」
こう言ってだ。妹は姉を安心させようとする。
「何ともないから」
「そうなの」
「お姉ちゃん有り難うね」
背負われているところから何とか座ってだ。明菜は目の前にいる姉に述べた。
「助けてくれて」
「ううん。私貴女に酷いことしたから」
「足のこと?」
「足、切ったから」
このことをだ。妹自身に対して言ったのである。
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