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魔法少女リリカル☆イリヤ
感情(きもち)
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いクロが暴走した

「全部奪われた!全部失った!何も...何も残ってない!」

「クロ!やめて..!」

[イリヤさん危険です!転身を]

このままだと魔力でかたち作っていたクロの体が持たない!

「なんてみじめで無意味なの!誰からも必要とされてないなんて。こんな...こんなことなら最初から」

その時クロの体が煙になって消えそうになっていた

「そっか、使い過ぎちゃったか。魔力(いのち)が切れたわ」

sideクロ

あっけないな、こんなことならやっぱりあそこでミユに殺されてた方が意味があったかなぁ

しょせんニセモノの存在、末路はこんなものか
あーあ、結局わたし、
何がしたかったんだろう
もう..鼓動も...聞こえ...

え?

「あらあらまぁまぁ」

「「な!?」」

唇に優しい感覚...ソウ...

「どう..して」

「勝手に出てきて勝手に消えるな。少なくとも俺にはお前が必要だ」

「それ...告白として受け取ってもいいの?」

「○△▽■!?」

「自由にしろ、正直な言葉を言ったまでだ。...イリヤ...お前の事だ、話があるんだろう?転身までして」

イリヤが私の前まで来る
きっとまたわがまま言うんだろうな

「ママの話を聞いても私、あんまりショック受けてないんだ。さっきの事には受けたけど。おかしいよね、自分が魔術の道具として生まれてきたなんて...世界観が変わっちゃうくらい大変なことなのに。でも私が平静でいられるのはきっと...クロが傷ついているから」

名前...初めて呼んで..

「私が負うはずだったものを貴女が変わりに負ってくれてたんだ...ごめんね...今だけじゃなくて昔からずっとそうだったんだね」

イリヤ....

「お前の本当の気持ち、言ってみろよ。今のな」

ソウ...

「私は消えたくない!友達が欲しい、家族が欲しい!好きな人とずっと一緒にいたい!」

私の嘘偽りのない言葉を口にした

「あぁ、そばにいてやる。家族になってやる。だからもう自分を悲観するな」
「...うん!」

sideout

風呂を上がり家に帰宅する途中

「愛の成せる技ねー、でもイリヤちゃんじゃないのがちょっと残念かなー」

「?、何がです?」

[この人本当に朴念仁と言うか主人公体質と言うか]



「と、いうわけで今日から一緒に暮らす事になったクロエちゃんです」

「よ、よろしく」

「イリヤの従妹だって!?」

「は、初耳なのですが!」

「細かいことは気にしないのー」

いや、大事な事だと思うがまぁいいか。

「....」

「?クロ、どうした?」

「ソウの婚約
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