俺達の歩んできた道
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出会いがなければ私がこうして存在することもなかったでしょうね。魔術の世界は狂気と妄想渦巻く血塗れの
異界(せかい)...イリヤも無意識に感じ取ってるのかもね。だからその象徴たる私を避けようとする『元の世界』...それは魔術世界と関わりがなく私もミユもいないソウとの幸せな生活のことよ。そんなイリヤのためにミユが戦う理由があるの?」
また後ろに転移してきた、そして私をおとすような言葉、
[美遊様!]
「戦う...理由...?」
イリヤとの間に感じていた絆...のようなもの
それは幻だったと...?
だ、誰?
考えるなー空想しろ!とかいう...うわーすっごく納得いかないって顔ですね
『イリヤ』でいいよ、友達はみんなそう呼ぶし...
メ...メイド服ーッ!
できるよ私達なら...私達3人なら!
うん!それじゃあらためてよろしくねミユ!
「ある!貴女が否定しても例えイリヤが拒絶したとしても構わない...理由なんて私を友達と呼んでくれた!それだけでいい!」
「そう...嬉しいわミユ」
私達は攻防を繰り返していた。でも僅かに私が押している
クロが距離をとる
「ふー、その力、その姿...英霊そのものだわ。カードを通してセイバーの英霊をその身に宿したのね"私が"以前やったのと同じように...あぁそう言えばソウもできたんだっけ?何でか知らないけど」
私が?やはりあの時のイリヤはイリヤではなくクロだったと...ならば今ここにいるクロは
sideout
くそ!こいつに一撃いれるどころか攻撃するひまがない!
「ほらどうした、力があるんでしょう?」
「...ゼロ、ストロングコロナだ、今使うぞ」
[な、どんな力かもわからないのに使うってのか!?]
「やつが望んでるのは多分そっちだ。そして使わないとやつを倒せない...なに、これも前と同じ試練だと思えばいいさ」
俺の中に熱いなにかがたぎる
すると着ていたバリアジャケットが赤に変わる
「いくぞ!」
拳をぶつける。ギィンとギターの音がする。俺は斬り込む、敵はそれを防御する...だが
「なっ!?」
「力なら誰にも負けない自信があるんだ..よっ!」
相手は後退して避ける...だが
「バスター、発射!」
右腕で思いっきり殴る
拳の先から魔力が飛んで行く
「くっ!」
「そっちが望んで選んだ道だ!後悔しろ!」
「それはどうかな?」
「なに?」
ぐぁっ!?地面から!?これはさっきの槍!?
かろうじて急所は免れた
駄目だ、こいつ相手に長期決戦はよくない!
意識するのは自分の力、その魔力を拳に流す
「そっちからこないならこっちからいくぞ
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