王女ビビとの出会い
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
続く無謀な戦いを止めることを決意する。
「まだまだ動けるだろ、ルフィー!!」
「おおォ!決着をつけるぞ、ゾロー!!」
決着をつけるべく同時に駆け出す2人
両者は雌雄を決するべく互いの必殺の一撃を打ち出した。
「"鬼"…切ッ!?」
「ゴムゴムのーっ!?"バズッ…!?」
2人の間に突如上空から降り立つアキト
「アキト!?」
「おい、アキト!危ねェぞ!?」
アキトへ忠告するルフィとゾロであったが、アキトは動じることなく対処する。
勢いよく突っ込んできた2人の右手首を掴み取り、突進の勢いを殺すことなく両者を逆方向へと投げ飛ばした。
ルフィとゾロはアキトに投げ飛ばされ建物へと激突する。
建物の壁は轟音を伴い崩れ落ち、瓦礫の山を積み上げた。
無論、当然その程度で止まる2人ではなく、すぐに倒壊した建物の残骸から立ち上がる。
「アキト、てめェ何しやがる!?」
「そうだぞ、アキト!何すんだ!?」
「やめなさい、あんた達!!」
「あァ!?ってナミじゃねェか?」
「んァ?おお〜ナミ、どうしたんだ?」
その場に到着したナミの一喝により事態は無事収束し、ルフィとゾロの2人は互いに矛を収めた。
▽▲▽▲
無事に王女であるビビを救い出したルフィ達は彼女の話に耳を傾けていた。
ルフィとゾロはナミの拳骨の跡が残っていたが
彼女の口から語られる内容は壮絶の一言に尽きた。
彼女の祖国であるアラバスタ王国では現在革命による内乱が起きていること
加えて、裏で手を引いているB・Wの組織の真の目的がアラバスタ王国の乗っ取りであること
故に、ナミの要求である10億べリーは実質払うことは出来ないこと
聞けば聞くほど彼女が戦っている相手の強大さが理解せざるを得ない。
ナミは祖国のために必死で戦うビビの姿を自分と重ねて見ていた。
この世界の人間は誰しも自分の大切なもののために命を懸けている。
彼女達のそんな姿はアキトにはとても眩しいものに見えた。
「そのB・Wの社長って誰なんだ?」
興味津々な様子でルフィが無邪気にビビに尋ねる。
ビビは焦った様子で動揺をあらわにする。
「社長の正体!?それだけは絶対に言えない!社長があの王下七武海の1人であるクロコダイルだなんて!!」
言わないどころか本名まで暴露した。
この王女しっかりとしていると思ったら全然大丈夫ではなかった。
うっかりどころの騒ぎではない。
「言ってんじゃねーか」
ゾロの当然の突っ込み
普段、仏頂面のゾロが呆れながら突っ込み
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ