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翠碧色の虹
幕間七:記念写真撮影で失敗しない方法
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、さっきから気になっているんだけど、七夏ちゃんはなんで(うずくま)ってるの?」
心桜「えっと、あははー。つっちゃー!!」
七夏「は、はい!!」
時崎「七夏ちゃん!? どおしたの?」
七夏「ゆ、柚樹さん・・・私、おかしくないですか?」
時崎「いや、別に・・・って、言いたいんだけど、耳押さえたりして、何かあったの?」
七夏「いえ、なんでも・・・ない・・・です」
心桜「はぁー・・・なんか、もどかしぃ〜」
時崎「まあ、七夏ちゃんが大丈夫ならいいんだけど」
七夏「すみません・・・。ここちゃーも、ごめんなさいです」
心桜「あたしは、別にいいんだけど。そだっ! 早速ここでお兄さんに一枚撮ってもらおう!」
時崎「撮るって、写真を!?」
心桜「そうそう、お兄さんの方法を実践してみるよ。つっちゃーもこっちに来て!」
七夏「え!? 私も??」
心桜「もちろん! じゃ、お兄さん! お願いしてもいいかな!?」
時崎「勿論!! じゃ、合図は「3、2、1、0」で撮るからね」
心桜「はーい。じゃ目を閉じるよー。つっちゃーも目を閉じて」
七夏「は、はい!」
時崎「それじゃ、3、2、1・・・ゼロ!!(パシャッ!)」
心桜「さてさて、どおかなー」
時崎「二人とも自然な表情で撮れたよ!」
心桜「ホント!? 見せて見せて! わ! バッチリじゃない! つっちゃーも見てみなよ!」
七夏「わぁ! 上手く撮れました☆」
時崎「じゃあ、この写真、後で二人に渡すから」
心桜「ありがとーお兄さんっ!」
七夏「柚樹さん、ありがとうです♪」
時崎「七夏ちゃんも、いつもの七夏ちゃんに戻ったみたいで良かったよ」
七夏「・・・・・」
時崎「ん? 七夏ちゃん・・・あれ?」
心桜「んもぅー!! お兄さんっ!!!」
時崎「え!?」
心桜「まあ、今の方法で、あたしたちとしては、自然な写真が上手く撮れたので、お手紙のお方も是非、お兄さんの方法を試してみてねー『ココナッツ』としてもお奨めだよー。ねー! つっちゃー!?」
七夏「え!? なっ、なーに?」
心桜「はぁー・・・あたしも『ココナッツ』宛に、お手紙書こうかなぁ・・・」

幕間七 完

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幕間七をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も、どうぞよろしくお願い申しあげます!

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