最終章:夢を追い続けて
第58話「一時の帰宅」
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「ふぅ....。」
一段落つき、俺は休憩する。
「お疲れ、秋十。」
「お、サンキューシャル。」
シャルに飲み物を貰い、それを飲む。
「秋十の予定ってどうなってるの?一端帰る?」
「いや、しばらくここで寝泊まりする事になっている。桜さん達がいたからか、ここも相当セキュリティが凄いからな。」
なお、千冬姉とマドカとあいつ...兄さんは更識家にお世話になっている。
マドカもやる事が終わったらこっちに来る予定だ。
更識家にお世話になっているのは、護身のためらしい。
千冬姉は正直護身となる装備があれば護衛はいらない気がするけど。
「そう言えば、グランツさんは協力してくれるみたいだけど、会社としての具体的な方針はどうなっているんだ?」
「うーん...ボクもあまり知らないけど、基本的にはボクらと同じみたいだよ?」
「なるほど...。」
どうやら、会社でも桜さん達を止めるために動いているようだ。
まぁ、女尊男卑で追いやられた所を救ってもらった恩があるからな。
そういった意味でも、止めたいのだろう。
「あ、そういえば、明日はお客さんが来るらしいんだって。」
「お客さん?どういうことだ?」
「桜さん達がいなくなる前から、グランツ博士達とそのお客さんで共同開発していたものがあって、それについてだと思うよ?」
「共同開発...ねぇ。」
ジェイルさんも関わっているのだろうか?
...だとしたら、割ととんでもないものができそうだな。
「何を開発するのかは聞いてるのか?」
「お父さんから聞いた話だけど...ISに乗らなくても空を自由に飛ぶ体験ができるもの...らしいよ?詳しくは知らないけど...。」
「飛ぶ事ができる...じゃなくて、体験が?」
実際に飛ぶ訳ではないのだろうか?
...まぁ、明日になればわかるかもしれん。
【VRゲーム...らしいね。】
「白...知っていたのか?」
【一応ね。...と言うか、お父さん達が把握してたから。】
桜さん達は知っていたのか...。
VRゲーム...なるほど。バーチャルリアリティなら体験はできるな。
「でも、グランツさん、ジェイルさん、そしてもう一人の人が作るにしては...何か物足りないような...。」
「...フルダイブ型とか?」
「...なるほど...。」
VR自体はISが広まる前から研究は進んでいた。
でも、一昔前のライトノベルのようなフルダイブ型はまだだった。
...それを、グランツさん達は開発するらしい。
【正解。どうやら、ISがなくても空を翔ける楽しさを知ってもらいたかったらしいよ。後は、大人も
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