暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
最終章:夢を追い続けて
第58話「一時の帰宅」
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も比較的少ない。
 だとしても忙しいのは変わりないだろうから、俺も手伝わないとな。

「俺にも何かできる事はないか?焼け石に水だろうが、少しでも減らしたい。」

「うーん...とりあえずボクが手伝っている事ならできるかな?ボクの仕事に一区切りを付けれたら、改めて秋十にも仕事が割り振られると思うよ。」

「分かった。」

 膨大な事後処理。...できれば、その対策もしてほしかったな桜さん達...。
 まぁ、過ぎた事は仕方ないし、シャルを手伝う事にするか。

「...ところで、連絡ではチヴィットの皆も連れてくるって聞いたけど...。」

「...っと、もう出してもよかったな。」

 シャルの言葉に俺は持ってきていたトランクケースを開ける。

「ぷはぁっ!やっと出られたよー!」

「ぬぅ...ちと酔ったぞ...。」

「.......。」

 そこから、チヴィットの三人が出てくる。皆窮屈だったようだ。
 シュテルに至っては喋れない程ぐったりしていた。

「そ、そこに入れてたんだ...。」

「あまり人目に付かない方がいいからな...。だからといってトランクに入れるのは悪いと思った...。」

 正直罪悪感でいっぱいだ...。

【こういう事は二度とやらないでね。】

「...すまん。」

「白も入ってたんだね...。格納領域を使えばよかった気がするんだけど...。」

 ...盲点だった、という訳ではない。
 格納領域には既に他のものが入っているため、これでもトランクの方がマシなのだ。
 夢追もどことなく苦しそうにしていたため、早くメンテ室に行きたい。

「先にメンテ室に寄っていいか?格納領域に入っているものを出して、皆も休憩させたい。」

「それならちょうどいいね。ボクもそこに用があるし、グランツ博士も今はそこにいたはず。」

 どうやらタイミングが良かったらしい。
 とにかく、そこに向かう事にするか。





「....よし、こんなものか。」

「随分と持ってきたね...。」

 メンテ室で格納領域に入っていたものを出す。
 入っているのは、元々使っていたものだったり、使えそうなものだったり...。
 まぁ、様々なものが入っている。だからこそ格納領域がいっぱいになったんだが。

「とりあえず、軽くメンテしておくか。...無理させたからな...。」

「なんで複数回に分けて持ち運ばなかったのさ...。」

 全部納まったから何回かに分けるのを失念していた。
 ...うん、これからは気を付けよう。

「じゃあ、ボクとグランツ博士はあっちの方にいるから。」

「了解。」

 この会社のメンテ室は、偏にメンテ室と言ってもい
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