72舞ちゃん実力行使で祐一と結婚するの巻
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合い、自傷し続けて自殺までを目指していたのは母には伝えなかった。
全員お母さん子だったが、人格統合には遠い道のりが必要だった。
多分このまま分裂したままで、名雪に産ませた娘、香里の娘、栞の娘、佐祐理の二人目の子で娘、美汐かチョロインさんの娘として、元憑依していた少女から別人格が生まれ直してくる、まほらばオチと思われる。
そんな舞、本日の人格である怒りの左手が、撮影が終わると部屋にある内線電話を取ってこう言った。
「電話、北海道総長連合」
「「「エ?」」」
その電話は、秋子様から電話があったかのように即繋がって、相手先も慌てて受話器を取った。
「姐さんっ、姐さんから電話が頂けるなんてっ!」
何か感激している相手を無視して、舞なので手短に用件を伝える。
「ええ私よ、今日、これから倉田の本家、倉田神社で結婚式をするの、見たい娘は見に来て、じゃあ」
短い用件だったが、どこかで無理やり遮断されるまでに用件は言い切った。
「「「あ、ああっ、ああああああああっ!!」」」
先日の香里の手口を覚えた左手は、ピザと寿司と救急車とパトカーと自衛隊100人前注文してしまった。
外部に情報が漏れたので、当然天野とか討ち減らされた月宮の兵団も来て阻止行動を取る。
秋子様に歯向かったり手出しするのでは無いので、ガチの戦争である。
解散した倉田には兵団も術者もない。
二時間目に来た連中も、仕事終わりか学校終わりか、連絡が間に合わなかった携帯持ってない連中にも緊急号令が掛かって来なければ後日ボコられて死ぬ。
警察が出動しない、できない武装集団が舞姐さんの一声で集合する。
卒業した連中はスゲエリーゼントとか鬼ぞりパンチパーマで礼服着て祝儀を持ってくるが、現役の奴らは「特攻服が礼装」なので、ご自慢のマイカーとかマイバイクに分乗して殺到する。
ほんのチョット「忌み子」と思っている倉田の連中が気に食わなかったのか、自分が使役できる最強兵団を呼び集め、妖狐関連なので警察は出動出来ないし、鏖の舞で殺戮天使で木刀天女関連の事件は警察内に存在しない。
例え110番しても「今日耳日曜」である。
更に最悪なのが、北海道統一総長二代目である、メリケンサックの栞さんが持っているママちゃん用の携帯にも着信して通話内容が聞こえてしまい、現在縮地でスッ飛んで、倉田神社にちっちゃいペギラかガメラが火吹きながら回転して侵攻している最中であった。
「「「うそ〜〜〜〜〜ん」」」
倉田家終了のお知らせであった。
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