ペルソナ3
1835話
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、力に溺れるような真似をされれば、正直どうかと思わないでもないが。
「桐条達の次は荒垣だな。こっちはいつもの場所でいいのか?」
「ああ、それで構わねえ」
荒垣のいつもの場所というのは、ポートアイランド駅の裏。
荒垣のホームグラウンドとでも呼ぶべき場所なのだが……荒垣はどこに住んでるんだろうな?
桐条達の寮を出たという事は、恐らく俺みたいにどこかにアパートを借りたりしてるんだろうが。
まぁ、その辺りは追々聞いていけばいいか。
「よし、じゃあ行くぞ」
そう告げ、全員が俺の近くに集まってきたところで、影のゲートを展開する。
「うわっ!」
「ぬぅっ!」
やっぱり2度目でもまだ慣れないのか、影に沈んでいく感覚に2人の口から悲鳴が上がる。
だが、影に沈んだ次の瞬間……既に俺達の姿は、桐条達が住んでいる寮の居間にあった。
「……便利だな、本当に。あの感触さえなければ、文句はないのだが」
影に沈んでいき、やがて影から姿を現すという感触に、桐条がしみじと呟く。
「何度も繰り返していれば、そのうち慣れるから気にするな」
「あまり繰り返したいとは思わないのだが」
「そうか? まぁ、とにかく今日の影時間の探索はこれで終わりだ。お前もあのレポートとか、色々と調べる必要があるんだろ?」
「ああ」
「アルマー、助かった。また今度模擬戦を頼む」
「お前に自信がついて、こっちにある程度の余裕が出来たらやらせて貰う」
2人にそう告げ、幾月の姿がないことを疑問に思いつつも、またあの下らない駄洒落を聞かされるよりは……と、俺は荒垣とゆかりと共に、再び影のゲートに沈んでいくのだった。
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