暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0175話『多摩の応援』
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
幸せなことは無いにゃ!

「そうにゃ。だからみんなを応援して送り出してやるにゃ! にゃふーーーー!!」

それで多摩は応援旗を振ってみんなを送り出してあげた。

「さっすが多摩さんね! それじゃ国後達も行ってくるわね!」
「行ってまいりますね」
「はりきっていきましょう!」
「あ、あの……旗艦の松輪に着いてきてください……。今日の船団護衛は鎮守府近海の海ですから比較的落ち着いて出来ると思いますので……」

そういう感じで松輪、大鷹、国後、朝潮の四人は海へと駆り出していった。
それを多摩は見えなくなるまで旗を振りながら送り出していた。

「よし。多摩の任務は完了にゃ」

それで出来る事も無くなったので多摩はまた一度執務室へと戻っていくことにしたにゃ。
そしてまたしても磯風と遭遇する。
どうやら待っていたみたいにゃ。

「ふふ。さすがだ多摩さん。見てましたよ。この時期の多摩さんは張り切っているからな」
「当然にゃ。みんなを応援して、船団護衛してその褒賞として秋刀魚を貰えて、それをみんなで調理して食す……。それはとても幸せなことにゃ」
「それには同感です。私も一昨年の秋刀魚漁でこの鎮守府に配属になったから思い入れはあるからな」

そういえばそうだったにゃ。
磯風は一昨年の秋刀魚祭りで期間限定実装されてドロップして鎮守府に配属になったんだったにゃ。
提督は期間限定でも逃さない人だからかなり掘ったのは思い出せるにゃ。

「みんなはどれくらい秋刀魚を持ち帰ってきてくれるかにゃ……?」
「ざっと見繕ってもかなりの量がないとみんなに行き渡らないからな。毎日人数分の漁を捕獲するのは骨がいりますね」
「そうだにゃ。まぁ、深海棲艦のせいで普段は海への漁をする船はいないし、隣国の密漁船も同じく深海棲艦のせいで来れるわけもないから魚の漁はかなり豊富だろうから安心できるにゃ」
「そうですね。こういうのもなんだけど提督の世界の情勢はデータで見たことはあるけど隣国からの密漁が盛んに行われていましたから……」

それで磯風と多摩とでため息を吐く。
まぁ、この世界ではあまり関係ない事だから気にしないで行くとするかにゃ。

「まぁ楽しみにしているにゃ」
「そうですね。私も張り切って焼こうと思っていますから楽しみにしていてください」
「ま、ほどほどに頑張るにゃ……」

磯風はこういうのもなんだけど比叡と一緒で壊滅的な料理をするから多摩も少し不安なのにゃ。
でも、なぜか秋刀魚だけは焼くだけなら成功するからにゃ。なぜか七輪が壊れているのを見た時はどうしてそうなった……?と言わんばかりだったが……。

「うむ。頑張るとしよう。それでは多摩さん、私は準備がありますので」
「わかったにゃ。多摩もまた執務室へと行こうと思っ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ