外伝 いけいけむてきのオーネスト
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よ。誰も間違ってなかったから……」
「……………」
「わたし、貴方に会えなかったらずっと変われなかったと思うから。苦しんで悲しんで、ずっと泣いていた貴方がずっと生きていてくれたから………だから、光を失って冒険者として戦えなくなった今に不満や後悔なんてないわ。だから……」
「だから、俺に俺のやったことを後悔するなと……言いたいのか」
「自分の立場を利用して子供の首を絞めた女に同情の余地なんてないわ。何なら、忘れてくれても………」
「そんな事を言う貴方は、嫌いだ」
「――ごめんなさい」
「謝る貴方も嫌いだ。……ああ、くそっ。こんな事言いに来たんじゃないのに……」
「当ててあげようか?」
「え?」
「俺の事はもう忘れてくれ………違う?そして私の答えも決まってるわ」
「嫌だ、か?」
「なんだ、分かってるんじゃない。イシュタル・ファミリアの元団長の勘を……いいえ、ママの勘を舐めちゃ駄目よ?アキレウス」
「あんたには……敵わんよ。目が見えなくなっても全く変わってない。流石は本気で俺の母親になろうとした女だ。一生、忘れられそうにない……」
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