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KANON 終わらない悪夢
71佐祐理の結婚式(誰と?)
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ってやるな、昔っから言ってる通り、コイツは今でも俺の息子で娘の旦那だ。駆け落ちしたら草の根分けて探されて、娘もお前もお陀仏だったから、逃げないように諭して別れさせて、親分とこに婿入させたのは俺だ」
 悪役は全部自分で買って出て、息子?の顔も立ててやるジジイ。予知能力で娘も孫も殺されるビジョンを見たので、その場で別れさせたのは事実である。
「姐さんにも苦労を掛けたな、俺がこの世界に入って駆け出しの頃、親父さんの所に預けられて、姐さんと二人に礼儀や挨拶、料理まで一から十まで仕込んでもらったのによう… 俺ぁ姐さんと世帯持つつもりだったんだぁ…」
「親父…」
 涙ぐんでしまった父を見てヤンキー娘も黙ったが、後ろを通過したPTA会長がいらん事を一言言ってから通過した。

「あら、北川くんのお父さん、お久しぶり」
「「「エ?」」」
 娘と息子を同日に同一人物に貫通されてしまった気の毒な父親。
 本来なら長ドスかポン刀一本持って「唐獅子牡丹」の一番が流れる中を合流してきた兄弟(きょうでえ)に「どうして付いてきた?」と野暮なことを聞いてしまい笑顔で答えられ、一緒に殴り込みに逝って途中で兄弟が刺されて死に、相手の組員を全員ぶっ殺す大殺陣(おおだて)をやり切ってから、祐一に「死んで貰うぜ」とか言って刺して、エンディングは唐獅子牡丹の2番以降が流れる中を、パトカーが来て連行されたはずだが、これも親父さんに諭されてグッと堪えて涙を呑んで、娘と孫のために挨拶に来た広域暴力団北川組現組長でもある婿養子の北川潤クンの父親でヤンキー娘の親父。
 妖狐関連の汚い仕事をしていて、前夜には栞ちゃんに下っ端組員百名以上をぶっ飛ばされて老人にされたおやびん。
「き、キタガワのオトウサン?」
 ヤンキー娘の方は、おじいさんの許可と佐祐理お姉ちゃんの命令を貰ってから貫通したのだが、潤きゅんの場合は佐祐理お姉ちゃんに処刑されて、実の姐に背中を押されまくって貫通して快楽堕ちさせたので言い訳の仕様がない。
 祐一的には、北川が血の気を失ってしまった後の救急救命行為だと言い張りたかったが、潤きゅんは快楽堕ちしてしまって男の娘化シている。

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