デュエルと勝敗
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とだし、始めるとしようか」
そう言ってヒースクリフはデュエルの申請をしてきた。初撃決着モードを選択してから受託する。そして、俺とヒースクリフの間にタイマーが現れる。背中から愛剣を抜剣して逆手持ちに構える。ヒースクリフも盾と剣を構える。時間が経つ度に自分の感覚が研ぎ澄まされていると感じる。ようやくタイマーがゼロになりデュエルが始まった。
まずはヒースクリフが盾を前にして突っ込んでくる。それを両手剣を振り、盾を弾き飛ばすが、ヒースクリフは攻撃が来ると予測していたのか後ろに飛んでいたため、受け流されてあまりダメージは食らわなかった。
「やっぱ馬鹿げているな、そのユニークスキル。ぜんぜんダメージ食らわねえし」
「そうかな?君の方こそ、その重さの攻撃を片手で出せる君の筋力値のほうが馬鹿げていると思うんだが」
そう言った後、もう一度ヒースクリフは突っ込んでくる。今度は攻撃せずに防ごうとしたら、盾を下から突き上げてくる。両手剣はそのせいで上に弾かれて、体が無防備になる。そこにヒースクリフは攻撃してこようとする。しかし、それは俺の計算どうり。何も持ってない手で剣の腹を上からつかみ、地面に叩きつける。ヒースクリフの剣は俺の体を狙っていた軌道は、叩きつけられたことにより地面に叩きつけられたことに驚く。その時に逆手に持った両手剣をヒースクリフに向けて叩きおろす。
「セイヤァアア!!」
しかし、それを盾でガードするとそのまま素早く、盾で殴ってくる。それを掠りながらも避け、剣から手を離して後方に飛ぶ。
「さっきのはいいと思ったんだけどな」
「さっきのは私も危ないと思ったよ。君のもう一つの攻撃方法を甘く見ていた」
「それなら出し惜しみせずに攻撃して来いよ!」
「そうさせていただこう!!」
そして、今度はヒースクリフが動く前にヒースクリフの立っている場所を落下点にしてジャンプする。しかし、ジャンプは跳ねると違って高速移動が出来ないのでやすやすと避けられてしまう。そこに、ヒースクリフは攻撃をしてくるがギリギリでかわしてから攻撃に移る。それを避けてから、今度はこっちから攻撃をする。それを避けられてから同じようなことを繰り返した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
何時間経ったろう。いや、神経を研ぎ澄ましているため、体感時間と実際に経っている時間がかなり違うだろう。ヒースクリフとの打ち合いを何度も繰り返すうちに、剣の動きと盾の動きが少しずつだが、わかるようになってきた。そのお陰で、ダメージは掠ることもほとんどなくなり、避け続けることが可能になった。そして、自分の攻撃もギアが上がったように攻撃速度が上がったような気がした。
両手剣と体術を混ぜて戦い、剣は剣で盾は素手で対応する。その攻撃の手
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