第2章
戦闘校舎のフェニックス
第17話 喧嘩、売ります!
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ースなのに加えて、完全に部長が不利だな。
「美女、美少女ばかり十五人だとッ!? なんて奴だッ! ・・・・・・・・・・・・なんて漢だぁぁぁっ!」
まぁ、そんなことはどうでもいいとばかりにイッセーが号泣してるんだけどな。
イッセーの言う通り、ライザー・フェニックスの眷属は皆女性だった。
そして、イッセーの目標はハーレム王──つまり、複数の女性を侍らすこと。
その目標の到達点を目撃して感無量になってるんだろうな。
「・・・・・・お、おい、リアス。この下僕くん、俺を見て号泣してるんだが・・・・・・?」
ライザー・フェニックスも軽く引いてた。
「・・・・・・その子の夢がハーレムなの」
部長も少し困り顔になって答える。
「・・・・・・キモいですわ」
ライザー・フェニックスの眷属の誰かがそう呟いた。
「フフッ、そういうことか。ユーベルーナ」
「はい、ライザーさま」
ユーベルーナと呼ばれた女性がライザーに歩み寄る。
ライザー・フェニックスはユーベルーナの顎を持って顔を上に向かせ、そのままキスしだした。
さらには、体までまさぐり始めた。
「おまえじゃこんなことは一生出できまい、下級悪魔くん?」
・・・・・・趣味悪いな。
部長もすごい嫌悪感を出していた。
「うるせぇッ! そんな調子じゃ、部長と結婚した後も他の女の子とイチャイチャするんだろう!? この種まき焼き鳥野郎!」
「・・・・・・貴様、自分の立場をわきまえてものを言っているのか?」
「知るか! 俺の立場はな、部長の下僕ってだけだッ! それ以上でも以下でもねぇッ!」
イッセーは叫ぶと、『赤龍帝の籠手』を呼び出す。
マズい・・・・・・。
「ゲームなんざ必要ねえ! この場で全員倒してやる!」
『Boost!!』
「バカッ! イッセーッ!?」
俺の叫びを無視して、たいして倍加も済んでない状態でイッセーはライザー・フェニックスに突っ込む!
「ミラ」
ライザー・フェニックスが呼ぶと、奴の眷属の中から一人の少女がイッセーの前に飛び出してきた。祭り装束みたいな和服を着用し、棍を持った小柄な少女であった。
少女は淡々と棍を突き出した!
ドゴォッ!
部室内に鈍い激突音を響く。
「あ、明日夏!?」
イッセーは自身の目の前で少女の突き出した棍を掴んで防いでいる俺を見て驚愕していた。
少女が前に出ると同時に俺は戦闘服を身にまとい、少女の棍が突き出される瞬間になんとかギリギリ二人の間に入って棍を防ぐことができた。
「・・・・・・イッセー、下がれ」
「でもっ!?」
「いまのおまえじゃ、誰に
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