第2章
戦闘校舎のフェニックス
第17話 喧嘩、売ります!
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の文様だ。つまり、誰かが転移してくるってことだ。
誰だ? てか、なんで俺の部屋に!?
いっそう強い光が部屋を照らし出した次の瞬間、魔方陣から一人の女性が現れた。
「部長!?」
現れた女性は部長だった。何やら思いつめたような表情をしていた。
「ど、どうしたんですか?」
部長は俺を認識するなり、ズンズンと歩いてきて、俺の目の前に来る。
「イッセー。私を抱きなさい」
―○●○―
一体何事なんだ?
いきなりのイッセーからの相談の内容に呆れていたら、いきなり誰かがイッセーの部屋に転移してきたみたいで、それはどうも部長みたいだ。
そこまではよかったが、そのあとの部長の言葉に思わずフリーズしてしまった。
『イッセー。私を抱きなさい!』
本当に一体何事なんだ。
どうも、イッセーはケータイを落としたみたいで、それも部長の目が届かない場所に落ちたみたいで、いまだに通話状態になっているのに部長は気づいていない。
イッセーもイッセーで、パニックになって忘れているようだ。
『私の処女をもらってちょうだい! 至急頼むわ!』
ケータイから聴こえてくる様子から察するに、頭の整理が追いつかないうちにどんどんことが進んでいるみたいだった。
『・・・・・・いろいろ考えたけど、これしか方法がないの』
ん、方法?
『既成事実ができてしまえば文句ないはず』
「既成事実・・・・・・そうか、そういうことですか、部長。イッセーが相手なのもそういう理由か・・・・・・」
ここ最近の部長の様子、先日の会長が部長に呟いた言葉、頭の中でパズルのピースがすべて埋まった。
ゴトンッ。
「ん?」
背後で物音がしたので振り向くと、床に飲みかけのスポーツドリンクが落ちていた。幸い、キャップは閉められていたので中身はこぼれてなかった。
すると今度は玄関のほうから慌てたようにドアが開閉された音が聴こえてきた。
「千秋か。聞かれたようだな」
まぁ、千秋の想いを考えれば当然の反応か。
「さて、これからどう転ぶのやら」
―○●○―
こ、これは一体!?
いきなり部長がやってきたと思ったら、「エッチしよう」と言い出したと思ったら服を脱ぎだし、何がなんだかわからないうちに俺はベッドに押し倒されていた。
「イッセー、あなたは初めて?」
「は、はい・・・・・・」
「お互い至らない点はあるでしょうけど、なんとかして事を成しましょう。大丈夫。私のここにあなたのを収めるだけよ」
自分の下腹部に指を当てる部長。刺激的すぎて脳みそが弾けそうだよ!
次に部長は俺の右手を取ると・・・・・・自分の胸に押しつけてたぁぁぁっ!
指から
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