70倉田家的に、婚約者の佐祐理お姉ちゃんと結婚させられます
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として雇うのではなく、全員養子縁組してでも家に迎え、子を産み続けて欲しいほどの人材であった。
天使の人形の分体である一弥を身籠った佐祐理、同じく分体を身籠った委員長は別格で、妖狐が自らの命を削って全ての命を分け与えられた、舞のような存在が生まれる。
他の真琴(本物)栞、舞(姉)、美汐プレデターさん、名雪、マコピー、秋子には愛情があったので霊力が強い子が生まれるが、オトモダチ枠の少女は妖狐の血が濃い程度でもあり、北川潤きゅんにも友情はあったが、愛情は無かったのと、男なので妊娠までハッテンしているのかも不明である。
「ささ、早速お召し替えを」
爺やさんに導かれて家に入り、昔の烏帽子付きの服装に着替えるよう勧められる祐一きゅん。
「エ?」
佐祐理も別室に導かれて、スーパーヘビーな「十二単」に着替えるように言われた。
「「エ?」」
佐祐理の恋人である舞に相談もなく、祐一の姉である舞に何の相談もなく結婚式を行おうとしたので、怒りの表情(近くの佐祐理の中に怒りの魔物がいる)で鞄から真剣を出し、風と雷槌の精霊でもある魔物を倉田家に放とうとする舞。
周囲の人間をとりあえず全員ぶっ殺してでも、佐祐理と弟の結婚を阻止しようとした。
「待って、舞。佐祐理と一弥は昔から婚約者だったのよ。それに舞と私、舞と一弥は外で結婚式は出来ないから、三人で(偽装)結婚しましょう?」
「エ?」
現在一人ミュージカルまで可能な喜びの舞さんだったが、昼間は書類を見て「ナニ勝手に佐祐理と婚約してやがるんだ? エエ?」と思っていたお姉ちゃん。
それが女同士で結婚して、実の弟とも結婚するのは流石にイミワカンナイだったのか、世間の常識回路が発動して疑問符を浮かべる。
自分は忌み子で倉田家でも歓迎もされていないのが家人の心の声からも漏れ伝わり、月宮一行の言葉のように通常の恋愛も結婚も到底許されない身。
「舞は仮のイザナミで滅びの巫女、不遇のまま追い返すと、イワナガヒメを返したように家が絶えますよっ、佐祐理と舞は一緒にかず… 祐一さんに嫁ぎますっ!」
舞はイワナガヒメのような醜女では無かったが、心は醜く汚されていて、母の腹の中にいる間に祖父を目の前で復讐者に殺され、母が持つトラウマを受け継ぎ、母とともに冷遇されて今まで貧しく生き、自分で自傷して自殺寸前にまで追い込んだ苦行の行者でもある。
それを追い払うと、一族は花のように短く散る呪いを受け、いずれ跡継ぎも絶える。
「お嬢様…」
メイド達も佐祐理と舞の剣幕に押され、家人や神職とも相談すると、過去に妖狐の子である双子の兄妹で結ばれたり、複数の娘を妖狐の嫁として嫁がせた例は幾らでもあったので、これ以上佐祐理のご機嫌を損ねないようにしないと本当に家が絶える。(ガチレズ的に)
こう
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