70倉田家的に、婚約者の佐祐理お姉ちゃんと結婚させられます
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それは幸運をもたらし、佐祐理の命を繋ぎ続け、弟と同じくすぐに消えてしまう命の炎を燃やし続けてくれて、数日で枯れてしまうプランターの草花を、今日まで枯れないように丹念に育ててくれた存在。
しかしこんな腐り果てた世界で生き続ける事には何の価値を見出だせない女達は、感謝もしたが、凄まじい苦痛の代償も支払い続けた。
全員できるだけ早く死んでいた方が遥かにマシな人生だった。
「昔、一弥が車寄せまで走って来て「助けて」と言ってくれたのも思い出しました。あの時会った子が、あゆちゃんだったんですね〜」
秋子に封じられていた記憶まで思い出し、舞とガールミーツガールして、妹にした栞とも会っていて、秋子ちゃんとまで面会していたのも思い出す。
「あの時はまだボクも一緒にいたぞ、エッヘン」
姐の方も偉そうに一緒にいたアピールをするが、7年前なのに10年前の舞を引き出せたタイムパラドックスが存在するのを誰も説明できない。
委員長かその母なら解明出来たかも知れないが、反刻の存在である妖狐なので時間を逆方向に辿れたのかも知れない。
その謎を解いて7年前の壁を超えて、天使の人形があの場所に行ければ、どんな手段を使ってでも救うので今回の災厄は終結する。
「よくおいで頂きました、本日はお日柄も良く…」
昨日は立場上、魔物でケガレに成り果てた一弥を殺すように命じて、栞に八極拳で肋骨とかを粉砕された前当主が、屋敷の前まで出て息も絶え絶えに挨拶した。
「お祖父様ですよ、一弥」
「ハ、ハジメマシテ、アイザワユウイチデス」
具合が悪そうな前当主を見て、家の従業員一同に爺やさんやメイドまで最敬礼でお出迎えに出ていて、自分の正体がバレている一同に挨拶する。
本日は佐祐理と妖狐の婚約披露と婚礼の祝いの日である。
本日は佐祐理と妖狐の婚約披露と婚礼の祝いの日である。大事なことなので2回言いました。
倉田神社からは神職が呼ばれて、闇の王子様なので夜間に結婚式で神前結婚。
政治家関連はまだ呼ばれず親族だけの内祝いだが、佐祐理と祐一もそれは知らず、今後妖狐を独占したりすると、天野家とか月宮の里と合戦になって血の雨が降る。
それを知った途端、舞も栞も美汐も、病院から香里まで来て、暴れて結婚式を破壊するが、舞お姉さまと佐祐理お姉さまの結婚式でもあるので邪魔されない?
それも名もない妖狐が1ヶ月の寿命を燃やし尽くして、心も体も魂まで呼び合う相手と結ばれるだけでは無く、消えない妖狐が寿命の限り逗留して娘以外にも種付けしてくれる。
美汐の父や舞のように、妖狐と愛し合って生まれた子は高い妖力を持ち、普通はその子から多数の胤を頂戴する。
愛もなくただ交わっただけの者は力も何もかも劣るが、それでも他の娘達も、佐祐理の妹として家に呼んだりメイド
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