暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第2章 『ネコは三月を』
第39話 『斯斯然然』
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も何部屋かあった。ただ、寝室は二つしかなく、ひとつはシングル、ひとつはキングサイズのダブルベッドがおかれており、ダブルベッドにはいつもロビンとジャニカが寝ていた。
「何を言い出すかと思ったら、そんなこと」
「寝ましたよ」
『――っ!!』
コタロウの発言に二人は驚く。そして、ジャニカよりロビンのほうが驚いたのだ。
(ネコが嘘を...?)
さすがのロビンも一瞬動きが止まり、その隙を狙ってジャニカはコタロウに近づき胸ぐらを掴んで押し上げた?
「冗談にしては、タイミング悪く言ってくれるじゃないか」
「冗談ではありません」
「ネコ、びっくりしたけど私はーー」
「さぞかし、気持ちよかったろうなァ」
魔力がひどくねじまがって練り上げられ、
「はい。たいへん気持ちよかったです」
「ネコ!?」
その言葉に部屋の窓ガラスが衝撃ですべて割れた。
「手前ェ」
△▽△▽△▽△▽△▽
「あ、コタロウさん。今日のメンテについてお話が」
「わかりました」
「え! ちょ、ちょっと――」
食べてる途中で止まってしまった新人たちに対し、食べ終わったコタロウはヴァイスと話をするために片付けようと立ち上がる。
トレーの外にあるコップを戻し持ち上げようとすると、食べ残しはないはずなのに重みを感じた。重さを感じるところを覗きこむと、
「リイン、曹長?」
死角になるところにぶら下がっているリインがいた。
「それから、どう、なったんです、か?」
彼女を降ろすためにトレーを下げると、彼は再び口を開いた。
△▽△▽△▽△▽△▽
ジャニカの瞳が小さくなり、身体に変化が起ころうとしたとき、
「昨日は早く帰れたこともあり、よく眠れました」
「……は?」
ぷらぷらと彼に吊り上げられているコタロウはドスンと床にしりもちをつく。
「痛いです」
お尻をさすりながら顔を見上げると間近にジャニカが覗き込んでいた。
「なに?」
「痛いです」
「じゃなくて、その前だ」
「昨日は早く帰れたこともあり、よく眠れました」
「……俺はロビンと寝たのか? ってきいたよな?」
それにコタロウは
瞬
(
まばたき
)
きをする。
「トラガホルンさんは『お前ら、寝たのか』といいました」
ロビンを見て、
「ロビンに確認を忘れていました。ロビンは昨日、眠らなかったのですか?」
その問いを口にしたときジャニカとロビンはコタロウの言いたいことがわかった。
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