暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第2章 『ネコは三月を』
第39話 『斯斯然然』
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切り捨てるでしょう……そういう編成です」
「小娘は生贄か」
オーリスの考察に考えるまでも無く彼は呆れたように口を開いた。
「元犯罪者にはうってつけの役割だ」
「……まあ、彼女はそれさえも望んだ道でしょうけれど」
「なに?」
彼女の最後の一言は聞き取れなかった。
「このあと会見の予定が二件入っています。移動をお願いします」
いえ、とオーリスの頭を振った態度にそれ以上聞くことはせず次の予定に考えをうつしていった。
△▽△▽△▽△▽△▽
「え、それじゃあ……」
「はい。私たちは派遣先によって階級が変わります」
はやてたちが隊舎に戻っていたときにシャッハがカリムからお叱りを受けているのは余談として、コタロウとすれ違った際に査察の件もあり不備が出ては困るとはやては聞くことにした。
「どうしてなんです?」
「電磁算気器子部工機課の人間が派遣、出向先の課で誰かの上司であっては困るためです」
命令を出すことに躊躇がないようにそのように工機課は特別措置をとられているというのだ。
「そしたら、本来の階級は何なんですか?」
「疑問に感じたことが無いので、調べたことがありません」
ただ、ご安心をと彼は続けた。
「書類上の不備になることは一切ございませんので、皆さんのご迷惑になることはありません」
「わ、かりました」
それ以上確認することが無いとわかると、コタロウは敬礼をしてその場を離れていった。
それから臨時査察実施日まで日が無いということもあり、六課の職員は作業に忙殺された。コタロウは自分の領分を出ることなく依頼に対して作業を行い。仕事が円滑になるように努めた。しかし、書類の見落としがあった場合は彼はその場にいる上司に指示を仰ぎ書類を片付けていった。
そして、いよいよ前日になると最後の確認のため、特に上司は確認作業に追われた。
「すみません」
「あ、コタロウさんすみません、これは私が済ませないといけない作業なので」
と、なのはに断られ、
「テスタロッサ・ハラオウン執務官――」
「ごめんなさい、今忙しいので」
フェイトは早足で各所に回り、
「八神二等陸佐」
「明日の査察乗り切るよぉ」
はやての独り言から近づいてはいけないことはコタロウにもわかった。
他のシグナムやヴィータたちも同様であった。
ただ、日常を変えることはかえってこれからの任務に影響をきたすため、臨時査察当日の朝も訓練は行われた。
「今日はネコさんいないわね」
「そうね。シャーリ
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