暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第2章 『ネコは三月を』
第39話 『斯斯然然』
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いんですか?」
念を押すように私はいいんですけど。と語尾をつける
「それはある時から、自然とそうなると思います」
「でも、リイン曹長はリイン曹長って呼んでるじゃないですかぁ」
「それはリイン曹長がーー」
「ちょっと、スバル。アンタのその言い方ややこしくなるから!」
スバルを遮りコタロウをじっとみて、
「聞いたところ、昨日までリイン曹長をリインフォース・ツヴァイ空曹長と呼んでたらしいじゃないですか」
そのあと恥ずかしそうに瞳を左下に落としながら、
「も、もしネコさんがよかったら、そ、そろそろ私たちのことを名前で呼んでもいいんじゃないかな...って」
「......」
そう言われて、彼はゆっくりと首を傾げた。
「私が、リイン曹長を昨日まで、リインフォース・ツヴァイ空曹長と...?」
親指を顎に当て、コタロウは考えると「確かに」と頷いた。
「え、コタロウさん自分で気づいてなかったんですか?」
「リイン曹長の呼び方が変わったことに」
「はい」
キャロとエリオの言葉にこくりとまた頷く。
「そういえば、昔トラガホルン両二等陸佐にも同じようなことがありました」
「……な、なんですか?」
「お二人と同居していたときのことです」
今度はいただきますの後で淡々と話し始めた。
△▽△▽△▽△▽△▽
「苦しかってるじゃない! やめなさい!」
ロビン・ロマノワは首を締め上げられているコタロウをジャニカ・トラガホルンから引き剥がしてぎゅっと抱きしめた。
「大丈夫、ネコ?」
「苦しいです、ロビン」
首が胸かの違いでコタロウにとっては苦しさは変わらないようである。
「おい、ネコ!」
「けほ。なんでしょう、トラガホルン
さ
(
・
)
ん
(
・
)
」
ロビンは彼から離れると、ジャニカの前に立ちふさがった。
だが、声が届く限りはそれはたいした問題ではなくジャニカは声を大きく相手に届かせた。
「なんで、ロビン・ロマノワはロビンと呼んで、俺はトラガホルンなんだよ!」
「それはロビン・ロマノワはロビンで、トラガホルンさんはトラガホルンさんだからではないですか?」
「そうよ。あなた自分の言っていることに矛盾を感じないの?」
ロビンはコタロウの言葉に語弊があることはわかりながらも彼に同意した。
「このやろう」
「なに?」
睨み上げるジャニカにロビンは勝ち誇ったように彼を見下す。
「まさかお前ら……寝たのか?」
この三人の住んでいる住居は三人が住むには十分は広さであり、部屋
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