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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Fマリアージュ事件〜Children’s Adventure〜
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るフォルセティに「わたしも戦う!」って提案してみる。するとやっぱり「ダメだ!」ってすごい剣幕で却下された。

「だけど・・・!」

「相手はアイリお姉ちゃんが言ってた連続殺人犯だ! しかも自爆するような兵器だ! そんな奴とヴィヴィオを戦わせるなんて出来るわけないだろ!」

「じゃあどうするの! フォルセティだけじゃ相手に出来ないかもしれないでしょ!」

「何とかしてみせるよ! そのための僕だ!」

「そうやってまた無茶をするつもりなら、わたしは絶対に許さないから!」

「待って待って! 言い争ってる場合じゃないよ、2人とも!」

わたしとフォルセティの間に割って入って来たリオに、「ごめん」って2人で謝る。そうこうしてるうちに、フォルセティを吹き飛ばした犯人、マリアージュがこの部屋に入って来た。

「聖王と魔神を確認。これより確保に入ります」

「「確保・・・」」

改めてそう言われて、アーケードでもマリアージュが、わたしとフォルセティを確保する、って言っていたようなことを思い出した。わたしは小声で「確保されるフリはどうかな?」ってフォルセティに提案してみる。

「危なすぎるよそれは。・・・僕がなんとかしてみせる!」

わたしの事を一番に考えてくれるのは素直に嬉しいけど、もう少し話を聞いてくれても良いと思う。フォルセティは足元に蒼色に輝くベルカ魔法陣を展開して、両手の人差し指に魔力スフィアを1つずつ作り出した。

「まずは・・・!」

右人差し指をマリアージュに向けたフォルセティに、マリアージュもグッと身構えて臨戦態勢に入った。

「コード・レヴォルヴァー!」

フォルセティの右の人差し指の前方に浮かぶ魔力スフィアから放たれるのは砲撃、と言うよりは細い光線。それが6連発。それらはマリアージュの体に当たることはなくて、全弾が足元に着弾。床を円形に撃ち抜くと同時に爆発した。その爆発で床が崩れて下の階に落下しそうになったマリアージュだけど、「このようなもの・・・」跳んでこっち側に移ろうとした。

「させない!」

――コード・シュロート――

「フォイア!」

左の人差し指から放たれた魔力スフィアはマリアージュの頭上、天井に着弾した。着弾直前に小さな魔力弾にバラけたことで着弾ポイントは広範囲に亘ってる。だから天井の大半が一気に崩落して来て、その瓦礫は「ぅぐ・・・!?」マリアージュの頭に落下。そしてもろとも階下へと落ちて行くんだけど・・・。

「「わああああああ!!」」

わたし達の頭上の天井も崩れて来たから、わたし達はさっき通って来たばかりの通路へ全力逃走。フォルセティは「フォーアベライトゥング」って詠唱して、今度は10本の指すべてに小さな魔力スフィアを作り出した。

「すご
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