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提督はBarにいる。
ヘルシーなのに満足!蒟蒻レシピ特集・その1
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「陽炎はあんまりしねぇのか?料理」

「この鎮守府の環境でやりたいと思った事は無いわね……必要性を感じないし」

 おいおい、自炊くらい出来ないと独り暮らしとか出来ねぇぞ?

「えー?そこは司令が終身雇用してよ!」

「バカ言え、今の戦況がどうなるかもわかんねぇんだ。自活出来る位の練習はしとけ」

 糸蒟蒻をゆがいたらザルにあけて水気を切っておく。お次はタラコだ。皮を外して中身だけを取り分けておく。

 鍋にごま油を引いて熱したら、水気を切って食べやすい長さに切った糸蒟蒻を入れて煎っていく。水気が飛んで、うっすら色が変わってきたらタラコ、酒、醤油、実山椒を加えて更に炒める。タラコに火が通って白くなったら完成だ。

「ん、おいし」

「お酒が欲しくなる味だわぁ〜♪」

 中々好評のようだ……ってオイ浜風、そんなラーメン食うみたいにズルズル啜るんじゃねえよはしたない。そういうのはチビチビとつまみながら楽しむモンだぞ?ったく。

「そらよ、1本目はサービスだ」

 そう言って俺は予め燗を付けておいた徳利を5本出してやる。

「流石提督、サービスいいですね♪」

 高雄は早速蒟蒻をつまみながら徳利の中の熱燗をお猪口に注ぎ、くいっと一息で飲み干した。そしてブハーッと息を吐き出す。……何ともオッサンくさい。見た目は美人なんだけどなぁ、そういう所が残念なんだよな。男でも出来れば足柄みたいに変わりそうな雰囲気はあるんだが。

 さて、お次はどうするかな……

「ねぇ提督、ワインに合う蒟蒻料理……なんて出来るかしらぁ?」

 タラコ蒟蒻を完食した愛宕からのリクエストだ。基本蒟蒻ってのは味がないからな、味付けや料理の仕方次第で如何様にも姿を変える。

「勿論、任せときな」

《蒟蒻のソテー〜ガーリックレモンバター醤油味〜》※分量2人前

・蒟蒻:1枚(300g)

・にんにく:1片

・オリーブオイル:大さじ1.5

・唐辛子の輪切り:1/2本分

・バター:15g

・醤油:小さじ2

・レモン汁:小さじ2

※付け合わせにルッコラや櫛切りレモンをお好みで。


 さて、作っていくぞ。蒟蒻は塩揉みして5分程置き、流水で塩を洗い流したら水気を拭き取り、薄切りにする。薄切りにしたら格子状に切れ込みを入れて味を染みやすくする。隠し包丁が面倒なら、フォークでブスブスやって穴だらけにしてもいいぞ……見た目は良くないがな。

 フライパンにオリーブオイルを熱し、みじん切りにしたにんにくと唐辛子の輪切りを炒めて香りを出す。香りが出てきたら蒟蒻をフライパンに並べ、こんがりと焼き色を付ける。

 焼き色が付いたらバター、醤油、レモン汁を加えてよく絡め、皿に盛り付ける。
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