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提督はBarにいる。
ヘルシーなのに満足!蒟蒻レシピ特集・その1
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ないが、重巡というよりも戦艦クラスのボリュームの持ち主である。それにダイエットメニューではなく、あくまでも蒟蒻を主役にしたメニューだ。まぁ蒟蒻を使ってカロリーを抑えるから、ダイエットメニューと言えなくもないが。

「で?愛宕の付き添いで来たのか高雄は」

「わ、私も……そのぅ、ダイエットメニューに興味があるというか、なんというか」

 あ〜ハイハイ、お前も贅肉が気になってんのね。俺もガリガリよりはムチムチの肉感的美人の方が好みだが、デブとムチムチは似て非なる物だからな。ガチムチは全くの別物だ、ノーサンキューだ。そして何故かもう一人。

「潮は何でいるんだ?マジで」

「あの……曙ちゃんに『アンタも浜風と一緒にその無駄なお肉落としてきなさいよっ!』って言われて」

 いや、それ完全に曙のやっかみだろ。潮は平均的だと思うんだがなぁ……一部を除いてだが。対して曙は全体的に細すぎるんだよな、アイツはもっと食った方がいい、うん。

「とりあえず……陽炎も入れて5人分準備すれば良いのか?」

「え、私の分も作ってくれるの!?」

「まぁ、店に来たからには客だしな……キッチリ貰うモンは貰うが」

 そう言いながら俺は作っておいた今宵のお通しを盛り付ける。今夜はお通しから蒟蒻尽くし。『タラコ蒟蒻』が今日のお通しだ。



《常備菜やお弁当にも!タラコ蒟蒻》※作りやすい分量

・糸蒟蒻:200g

・タラコ:1/4腹(20g)

・ごま油:大さじ1

・酒:大さじ1

・薄口醤油:小さじ2

・実山椒:大さじ1

※実山椒が無い場合は粉山椒でも可。ただし、辛くなるので大さじ1/2に減らしましょう!


 さて、作り方を紹介しよう。まずは蒟蒻の下拵えから。糸蒟蒻を袋から出し、沸騰したお湯でサッとゆがく。火を通す為に加熱してる訳じゃないから30秒〜1分でOKだ。

「ねぇ司令、何で蒟蒻を下茹でするの?そのままでも食べられそうだけど」

「あぁ、こりゃ蒟蒻の灰汁抜きだよ。こうしねぇと臭みが残るんでな」

 蒟蒻ってのは、蒟蒻芋と呼ばれる芋をすりおろして水に溶かし、加熱してデンプン糊みたいにした所に凝固剤を加える事で作られる食べ物だ。この凝固剤ってのが強アルカリ性の液体で、昔は灰を溶かした水……正に灰汁(あく)だったんだが、最近は水酸化カルシウムを使うのが一般的になっている。まぁこの辺は興味を持ったら自分で調べてみるといい。んで、この凝固剤が蒟蒻の中に残ってると何とも言えない生臭さの元になっちまう。だから下茹でして蒟蒻の中に残っている凝固剤の成分を取り除いてるってワケさ。本当は塩揉みもしたいんだが……まぁ糸蒟蒻なら茹でる位で大丈夫だろ、ウン。

「ふ〜ん……下拵えから大変なのねぇ料理って
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