ペルソナ3
1831話
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故か、幾月がゾンビのシャドウの話に強く引かれていた。
こうしてみると、男は平気で女は駄目といったところか。
「ん、コホン。それでアルマー。他にはどのようなシャドウが? 出来れば、あまり食欲を減衰させないような物を頼む」
「そう言われてもな。……臆病のマーヤとかは、そっちも分かってるんだろ?」
「うむ。私達で把握している限りでは、一番弱いシャドウという事になっている。勿論、私達が知らないだけでもっと弱いシャドウがいる可能性もあるが」
「臆病のマーヤ、ね」
嫌そうな表情を浮かべるのは、ゆかり。
まぁ、俺と会った時には臆病のマーヤに襲われていたしな。
もし俺が偶然通りかからなければ、恐らくシャドウにやられていただろう。
もしくは、運がよければ桐条達に助けられていたか?
影時間でも機械を動かせるんだから、影時間の中で外を出歩いている相手を見つけるのは簡単……とまではいかないかもしれないが、それでも不可能ではない筈だ。
そうなれば、桐条達も新たなペルソナ使いを仲間に加える事が出来ていただろうし。
もっとも、当時のゆかりは影時間に適性はあるものの、まだペルソナ使いとして覚醒はしていなかった。
あの死神とあった事で……そう考え、ふと桐条に尋ねる。
「なぁ、桐条。その階層に似合わないような、強力なシャドウが出てくるって話は知らないか? それこそ、死神を連想させるような」
「うん? 残念ながら知らないな。それに、元々私達はタルタロスにはそこまで挑んでいない。そのようなシャドウがいても、遭遇はしていないが……いるのか?」
「ああ」
桐条の言葉に頷き、俺は死神についての説明をするのだった。
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