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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――
第七章 東方の使者
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大国ドラクマが控えている。一応不可侵条約を結んでいるけど、ブリックス山が邪魔で攻めてこないだけ、ヤバイ関係なんだ。」
男「ほぉ〜、物騒な国だね。」
エド「こんなに軍事に傾いてきたのは今のブラットレイ大総統になってからだな。」
こんな物騒な話をしているときにアルが、違う話を振ってきた。
アル「それにしても、興味あるよね…医学に特化した錬丹術ってやつ。」
エド「そうだな。」
ここでまた空気が変わった――
男「ひょとして、君たち錬金術師?」
エド「あっそう、俺はエドワード・エルリック。国家錬金術師だ。
アル「僕は弟のアルフォンス・エルリック。よろしくね。」
男「俺はリン・ヤオ。よろしく。」
エドたちは握手をした。
エド「なぁ、リン。その錬丹術ってやつを詳しく教えてくれよ!」
リン「無理。俺、錬丹術師じゃないから。」
エド&アル「ガーーン!!!」
リンの衝撃的な発言にエドとアルはガーンとなった。
エド「術師じゃねぇーのに何を調べに来たんだよ?!」
リン「ちょっと、探し物。君たちなら知ってるかなぁ〜?賢者の石。」
エド&アル「ッ!!!!」
リンの目が先ほどまでの目と違い、マジの目になった。そしてエドとアルはドキッとなった。
リン「すっごく欲しいんだけど、知らないかな?」
エド「さぁ〜?知らねぇーよ。」
と言ってその場を立ち去ろうとするエド。だがこの行動で、リンはエドが賢者の石のことを知っていることを感ずく。
リン「何か知ってるみたいだね。」
『パチン』
『サッ』
???「・・・・」
???「・・・・・・・・・」
リンが指を鳴らした途端、忍び装束をきた忍びらしき人物2名がエドとアルに刀を近づける。
リン「教えてくれないかなぁ〜?」
エド「賢者の石を何に使う?」
エドの質問にリンは
リン「にひっ。手に入れる、不老不死の法を。」
リン「教えてくれないかな?」
リンの答えにエドは
エド「くっだらねぇーな、不老不死なんざ。」
リン「真剣だよ。」
エド「なんにせよ、これが人に尋ねる態度とは思えねぇーな!!!」
首に刀を付き地けていた少女を殴ろうとしたが
『ガンッ』
エド「うわッ!!」
大きく飛んで避けられ、そのまま肩を蹴飛ばされた。
アル「兄さん!!」
鎧の中に入れられた刀を抜こうとすると、
???「お前も逆らうかッ!」
アル「えっ、ちょっ待って!」
『バキッ!!!』
アル「うわっ!!」
大きく蹴り飛ばされた。
エド「やろう・・・軽業師かよ!」
アル「シン国の体術かな?やりずらいね。」
エド「でもよ。」
アル「うん!」
エド「先生より、」
アル「弱い!」
???「・・・・・・・・・・・・・・・」
???「・・・・・・・・・・」
『タタタ
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