第一章
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焦らない焦らない
なかもず理恵子は焦ることが嫌いだ、もっと言えばいつもスローモーションであると言っていい。それは何事においてもそうで。
とにかく何でも丁寧もっと言えば遅くやっていく。その彼女を見て妹達も家でどうかという顔で言った。
「お姉ちゃんって丁寧だけれどね、何をするにも」
「コツコツとしてて」
「けれど何をするにも遅いわよね」
「どうしても」
「焦るの嫌いだから」
それでとだ、理恵子自身も妹達に言う。
「だからね」
「焦らないっていうの」
「ゆっくりと丁寧としていくの」
「そうなのね」
「何でも」
「そうなの、というか焦って失敗しても」
そうなってもとも言う理恵子だった。
「意味がないでしょ」
「まあそれはね」
「焦って失敗したら同じね」
「後で後悔するだけで」
「どうしようもないわね」
「だから私焦らないの」
妹達に独特の穏やかな口調で話す。
「これといってね」
「昔からそうよね」
「子供の時から」
「コツコツとして」
「丁寧にしていくのね」
「それが一番いいと思うし」
例えそれが遅くてもというのだ。
「だから焦らないの、本を読むのもね」
「そういえば読書好きだけれど、お姉ちゃんって」
「そっちも遅いわね」
「スローモーションね」
「ええ、今読んでる本もね」
人気のライトノベルを読んでいるがだ。
「結構時間がかかってるけれどね」
「大体普通の人の倍位よね」
「コツコツ読んでるわよね」
「そうしてるの、それで今読んでいる本を読んだら」
その時はというのだ。
「またね」
「次の本読むのね」
「そうするのね」
「それでその本が読み終わったらまた」
「ゆっくり読んでいくのね」
「そうするわ、ゆっくりとね」
このことはあくまで変えないというのだ、そして実際にだった。
理恵子は読書もじっくりとしていた、それでよく周りからまだ読んでいるのかと驚かれた。しかしそれでも理恵子は自分のペースを変えなかった。
一冊一冊じっくりと読んでいく、そしてそのせいか友人の一人が読んでいるライトノベルを観てこんなことも言った。
「その作品前にアニメ化してるわよね」
「よく知ってるわね」
「私も読んでたから」
その作品をというのだ。
「だからね」
「知ってるの」
「今も読んでるし」
「あっ、そうなの」
「またアニメ化するしね」
つまり二期もあるというのだ。
「面白いわよね」
「ええ、登場人物も面白くてね」
「そうそう、キャラの中でもね」
ここで理恵子はその作品のキャラ達についてどんどん話していったがその話を聞いてだった。友人は理恵子に驚いて言った。
「よく知ってるわね」
「読んだからね」
「いや、
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