第1部 学園生活部
第3話 きんきょりぶき
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ぉ。
「じゃあ、鞣河小学校に行くついでにバールを拾おうぜ!」
「そうするとするか」
数分後
無事にバールを見つけました。ありがとうございます。
とりあえずは鞣河小学校に行くか。
???視点
今日で四日目の夜だ。
奴等が校舎を徘徊している為、私達は屋上で生活している。
ご飯は園芸部が育てた野菜だ
「そろそろ、ベジタブルなご飯に飽きてきたな。米が食べたい。」
そう苦言を漏らすのは恵飛須沢さんだ
だけど、これが今の私達にとっては大事な食料だ。
いつになったらちゃんとした食べ物が食べられるのだろうか?いつになったらちゃんとした場所で寝れるのだろうか?いつになったらお風呂に入られるのだろうか?いつになったら助けがくるのだろうか?
そんな事をいつも考えて、夜も眠れない。
そもそも、彼女達は年頃の少女だ。
彼女達は普通に恋愛をしたり、勉強したり、友達と遊んだりしたい筈だ。
なのに、なのに、どうしてこんな事になってしまったのだろうか?
神は私達がこんな目に遭ってるのを見て、空の上から笑っているのだろうか?
なら、私は神を呪う。
私はリボンをほどいて投げた。
私のリボンは風に乗った。
そして、十字架も投げた。
これはある意味、願掛けだ。
お願いだから、私達を助けて。
凛祢視点
「うっ!」
突然、強い風が吹いた。
少しだけ、真夏の深夜の風は肌寒い。
俺はなんとなく空を見上げると、何かがあった
俺はそれを軽くジャンプして手に取った。
「なんだ?」
俺はそれを確認した。
「白いリボンと白い十字架だ」
「ふーん」
これはどっかで見たことあるぞ。
俺はなんとなく十字架を首にかけた。
リボンは右手首に巻いた。
個人的にはリボンと十字架を紅色に染めたくはない
???視点
さてと、これで何回目の転生だろうか?
俺はロイヤルに頼り過ぎた。
今回の転生で最後にしてやる。
誰も欠ける事も無い世界にしてやる。
しかし、そうするには圧倒的に人数が少なすぎる。
そういえば肝心の事を忘れていた
「おい、ロイヤル?」
俺はそう言うと
「はいは〜い」
ロイヤルハートは俺の専属の女神だ
「違う!私は秋都のエロ奴隷よ!」
お前は神原駿河かよ。
「ロイヤル。今はパンデミック発生から何日だ?」
俺の質問にロイヤルは答える
「今はパンデミック発生から四日目よ」
四日目か。微妙だ
「イレギュラーは?」
イレギュラーとは俗に言う転生者や召喚された奴等を俺達はイレギュラーと言っている。
個人的には居てくれた方が嬉しい。
「居ます!」
嬉しい
「何人だ?」
「六人です!」
六人か。
これなら勝てる。
「今回の世界で俺が死んだら、俺は死を受け止め
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