ペルソナ3
1830話
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向こうの店には面白いアクセサリーがあったな。ただ、出来ればもっと効果の強い奴が欲しい」
「無茶を言うな。影時間やシャドウについては、まだ研究の途中だ。……タルタロスの攻略も、進んでいないしな」
そう告げてくる桐条。
その様子を見る限り、決して嘘や勿体ぶっている訳ではなく、本当らしい。
「そうだね。残念だけど僕達の方でも色々と研究は進んでいないんだ。本来なら、もっと君達の役に立つ物を作りたいんだけど……」
桐条の言葉を引き継ぐかのように、幾月が告げる。
何だろうな。桐条が言うのなら結構信用出来るのに、幾月が言うと途端に嘘臭くなるのは。
元々本能的に不愉快な相手だと判断しているからか? それとも、最初に口にしたあの駄洒落がどうしようもなかったからか? 個人的には、後者のような気がするな。
「……まぁ、話は分かった。なら、取りあえず協力関係を結んだ証として、これを分析してくれ」
そう言いながら、これまでタルタロスで見つけた宝石や武器といった物を次々に出していく。
色々と記録を書く為に必要なのだろうボクシング部の部室に置いてあった机の上には、大量のマジックアイテムが並べられていく。
「これは……」
「す、凄いね君達……これ、全部君達が集めたのかい?」
桐条と幾月がテーブルの上にあるアイテムを見て、そう呟く。
「ああ。14階まで攻略して入手した奴だ。一応聞くけど、そっちに分析を頼んだ物だが、調べ終わったら返してくれるんだよな?」
「ああ。勿論。それは私が約束しよう」
マジックアイテムの数々に目を奪われていた桐条だったが、俺の言葉にそう頷きを返すのだった。
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