暁 〜小説投稿サイト〜
恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
817部分:第六十六話 バイスとマチュア、闇の中で話すのことその七
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

第六十六話 バイスとマチュア、闇の中で話すのことその七

「北方から。骸さんもですね」
「あとは社達もね」
「ここに呼びましょう」
 そうするというのだった。
「私達の仲間達をね」
「洛陽に集めて」
 そしてだ。そのうえでだった。
 彼等はさ。何をするかというのであった。
「復活させましょう」
「そうしましょう」
「そして。そのうえでね」
「それからだけれど」 
「この世界でしていいのね」
「それを」
 二人はだ。于吉と司馬慰に対して問うた。
 そしてそのうえでだ。尋ねるのだった。
「私達は別に問題はないけれど」
「そちらの世界はいいのね」
「ええ、いいわ」
「全然構いません」
 司馬慰とだ。于吉がすぐに答えた。
「私達もそれが望みだからね」
「この国に混乱ともたらすね」
 こう話していく。そしてだった。
 また一人来た。今度はだ。
 小柄な男だった。砂色の髪に紫の目、そして鋭いが中性的な顔をしている。頬や額に赤い模様がある。黒と白、所々に金の模様がある。
 その男が出て来てだ。そうして話すのだった。
「そうだ。そしてだ」
「あら、左慈」
「戻って来たのね」
「そうだ。バイスにマチュアだったな」
 その男左慈はだ。二人に応えて述べた。
「元気そうだな」
「ええ、そうよ」
「こちらはね」
「俺もだ。それで于吉よ」
「何かあったのですか?」
「気付いていると思うがあの連中も来ている」
 左慈は今度は于吉に対して述べた。
「厄介なことにな」
「そうですね。彼等も我々に気付いた様ですね」
「全く。忌々しい奴等だ」
 左慈は顔を顰めさせて言った。
「何処でも俺達の邪魔をしようとする」
「我々と彼等の目的は違いますから」
「彼等は調和が目的です」
「そして俺達は破壊だ」
「我々は混沌ですが」
「奴等は秩序だからな」
 それもまた話す。そうしてだった。
 左慈はさらにだ。彼の名前も出した。
「華陀とかいったな。あの医者の力も侮れない」
「しかもバイスさん達と同じ世界からも大勢来ておられますし」
「誰かが気付いた?」
「それは一体」
「彼等と考えるのが妥当でしょう」
 于吉がこう言うとだ。左慈もだった。
 その顔を険しくさせてだ。また述べたのだった。
「そうだな、奴等と考えるのが一番だな」
「そうです。では我々はです」
「奴等を出し抜いてだ」
「はい、我々の目的を達しましょう」
「動きは着々と進んでいます」
 ゲーニッツは不敵な笑みのまま話した。
「司馬慰さんのお言葉に。大将軍も乗りましたし」
「これで張譲が焦るわ」
 そこまで読んでだ。司馬慰は何進に話したのである。そこまで計算してだったのだ。
「そして。大将軍を宮中に読んで」
「そ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ