0170話『風雲の飛龍の心配』
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それで提督の顔色を伺うけど、どうにも優しい表情だった。
「そうか。まぁみんながみんな、誰かのために頑張ろうとはしているからな。わかった。浜風の次にシフトを入れておくよ」
「ありがとう、提督」
いい返事を貰えたのでよかった、んだけど、
「風雲いいなぁ〜。夕雲姉さんと巻雲もまだ練度が低いから上げてもらいたいよー」
「そうねぇ。ねぇ、て・い・と・く? 夕雲たちはいつ上げてくれるのかしら……?」
巻雲姉さんがそれで袖をパタパタさせて羨ましがっていて、夕雲姉さんに至っては提督をその甘い音色で催促している。
うん……ごめん、提督! 相談する機会を間違えたわ!
「そ、それはだな……」
案の定、提督は少ししどろもどろになってしまっている。
「そ、それじゃ提督、頑張ってねー?」
「あ! 風雲、私を置いて逃げるなー!」
提督の救いを求める声を敢えて無視して私は執務室から脱出した。
後で夕雲姉さん達に何か言われそうだけど私もあの空間は少し苦手な部類だから提督には生贄になってもらおう。
さて、それじゃ鍛えてもらえるまで自己鍛錬を頑張ってやろう!
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