第34話
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組”のみんなから教わってね♪」
「あの………”ENIGMA・R”の件で、一つ気になる事が出て来たのですが……」
アネラスの頼みごとにレンが返事をするとジョルジュがレンを見つめて申し出た。
「何かしら?」
「先程レン皇女殿下は”ENIGMA・R”は”ENIGMAU”のクオーツやマスタークオーツと互換性があると仰いましたが………その説明ですと、”ARCUS”のクオーツやマスタークオーツと互換性がない事になる為、”Z組”のみんなが”ENIGMA・R”に変更した場合、アーツが使えなくなる事態に陥ってしまうのですが……」
「うふふ、その点に関しての問題も当然理解していて、既に対策してあるわよ。」
ジョルジュの指摘に小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンが指を鳴らすと異空間から大量のクオーツやマスタークオーツが入った袋が現れてデスクに着地した。
「これは………クオーツか。」
「それにマスタークオーツも複数あるな……」
「もしかしてZ組のみんなに支給して頂いた戦術オーブメントに対応しているクオーツやマスタークオーツでしょうか?」
デスクに着地したクオーツやマスタークオーツが入った袋を見たガイウスとラウラは静かな表情で呟き、トワはレンに確認した。
「ええ。マスタークオーツは担当教官であるサラお姉さんを含めた”Z組”の人数分、クオーツは各属性のレベル3のクオーツを3種類ずつ、後は”治癒”のような特殊クオーツを各属性1種類ずつ用意したわ。それだけあれば支給した全員分の”ENIGMA・R”のスロットに空きを作る事はないわ。まあ、それでも足りないんだったら………これらを使って。」
トワの質問に答えたレンが再び指を鳴らすと大量のセピスが入った袋が7つ異空間から現れて、デスクに着地した。
「これは………セピスが入った袋か。」
「袋が7種類あるという事は、各属性のセピスを用意されたのですか?」
袋に入っているセピスを見たオリヴァルト皇子は静かな表情で呟き、アルゼイド子爵はレンに訊ねた。
「ええ。各属性のレベル3クオーツを2個ずつ用意できる分のセピスが入っているわ。クオーツの合成はジョルジュお兄さんに任せて構わないよね?」
「はい。………僕は”ARCUS”だけでなく、”ENIGMAU”についても学んでいるから、もし”ARCUS”だけでなく”ENIGMA・R”の新たなクオーツが必要になったり、スロットの強化が必要になったらいつでも言ってくれ。」
「ありがとうございます、ジョルジュ先輩。」
レンの確認の言葉に頷いたジョルジュはアリサ達を見回して答え、エマがZ組を代表して感謝の言葉を述べた。
「後”ARCUS”から”ENIGMA・R”に切り替える場合、レンが”AR
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