第34話
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」
「ハハ、さすがレン君とラッセル一家が共同開発した戦術オーブメントだけあって、とんでもない代物だね。」
「さすがレンちゃんとティータちゃん!可愛いことは、無敵である証拠だね!」
「それと今の事がどう関係するのよ……ちなみにその”ENIGMA・R”、だったかしら?メンフィルとリベールによる共同開発って事は、いずれ遊撃士協会にもその戦術オーブメントが出回るのかしら?」
レンの説明を聞いたアリサは驚き、アルフィン皇女は目を丸くし、オリヴァルト皇子は苦笑し、アネラスの発言にその場にいる多くの者達が脱力している中シェラザードは呆れた表情で指摘した後気を取り直してレンに訊ねた。
「少なくてもメンフィル帝国領やリベールに支部を置いている遊撃士協会の人達には出回ると思うわよ。遊撃士協会は基本戦術オーブメントの支給についてはエプスタイン財団と契約を結んでいるようだけど、エレボニアのレグラム支部に所属しているトヴァルお兄さんが”ARCUS”を持っている事を考えると、その国に支部を置いている遊撃士協会にその国独自が開発した戦術オーブメントが出回る事に関してはエプスタイン財団も文句を言わないと思うし。よければ、シェラお姉さんとアネラスお姉さんの分も用意しましょうか?」
「へ……い、いいの?」
レンの申し出を聞いたアネラスは呆けた声を出した後訊ねた。
「ええ。メンフィル(こちら)としても、”中立勢力”として同行している二人の身に”何かあった場合”、リベールを含めた中立勢力にその責任を問われて、最悪和解条約の条件を緩和する羽目になるかもしれないから、二人の戦力を向上させる事はメンフィルとしても賛成よ。」
レンの答えを聞いたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「結局は和解条約を変更させない事に行き着くのね……」
「まあ、当然と言えば当然か……」
サラは呆れた表情で呟き、トヴァルは疲れた表情で呟いた。
「あ、あはは………でも、どうしましょう、先輩?」
「そうね………”戦術リンク”とやらの機能は試してみないとわからないけど………単純に考えれば”ENIGMAU”に新機能が追加される上せっかく向こうがわざわざ用意すると言っているんだから、遠慮せず受け取っておきましょう。現状の特務部隊と貴族連合軍の戦力差を考えるとユミルの件みたいに、皇女殿下に貴族連合軍の魔の手が迫る程追い詰められた状況には陥らないと思うけど、念には念を入れていく必要があるわ。」
「了解しました!という事だから、お願いしてもいいかな、レンちゃん?」
シェラザードの意見に同意したアネラスはレンに視線を向け
「了解♪明日の朝には渡せるように手配しておくから、”戦術リンク”についてはトヴァルお兄さんや”Z
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