第34話
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来の戦術オーブメントは”ARCUS”と違ってどんなクオーツをセットしても必ずアーツが使えるようになるんだ。」
レンの説明を聞いて不思議そうな表情で首を傾げているフィーにジョルジュが説明し、トワはジョルジュの説明を補足した。
「それって、どう考えても”ARCUS”より”ENIGMAU”の方が上じゃん!」
「ミ、ミリアムちゃん。”ARCUS”には”戦術リンク”という独自の機能があるのですから、一概に”ARCUS”が劣っているとは断言できませんよ?」
「フン、要するに俺達は”ラインフォルトグループ”に”ENIGMAU”の劣化品を掴まされていたのか。」
「ちょ、ちょっと!?何でそこで私を見るのよ!私は”ARCUS”の開発に一切関わっていないどころか、”ラインフォルトグループ”の経営や開発にも一切関わっていないのよ!?」
「フフッ、使用可能なアーツの数の違いが唯一の欠点であったのですから、我々”ラインフォルトグループ”としては耳の痛い話ですわ。」
二人の説明を聞いて声を上げたミリアムにクレア大尉は冷や汗をかいて苦笑しながら指摘し、ジト目になったユーシスに視線を向けられたアリサは反論し、シャロンは苦笑しながら答えた。
「うふふ、今までの説明を聞いてわかったと思うけど、”ENIGMA・R”は”ENIGMAU”のアーツの豊富さと”ARCUS”独自の機能である”戦術リンク”と、それぞれの戦術オーブメントの良い所を合わせた戦術オーブメントだから、今後の戦いに必ず役に立つわよ?」
「まあ少なくても、エマみたいにアーツを主体にしているメンバーにとっては戦力向上になるわね。単純に考えれば使えるアーツの数が増えるのだから、その増えた分だけ色々な戦い方ができるのでしょうしね。」
「セリーヌ………」
レンの説明に続くように答えたセリーヌの推測を聞いたエマは複雑そうな表情をし
「えっと………絶対に”ENIGMA・R”に変更しないとダメなんですか?」
ある事が気になっていたエリオットはレンに訊ねた。
「それについては各自の判断に任せるわ。その戦術オーブメントもあくまで”支給品”なんだから、支給された戦術オーブメントをどうしようがエリオットお兄さん達の自由よ。―――だけど、”ENIGMA・R”は”ARCUS”とは比べものにならないアーツの豊富さに加えて、”戦術リンク”の機能の一つである”リンクアビリティ”の最高レベルが10に上がっているから、アーツの数の件を置いておくにしても”ENIGMA・R”の方が上よ?」
「ええっ!?”リンクアビリティ”の最高レベルが”10”!?」
「確か”ARCUS”の”リンクアビリティ”の最高レベルは”5”と聞いた事がありますから、その2倍になりますわね。
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