第34話
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ら?」
「お前もシェラザードの事を言えないぞ……」
ガイウスは興味ありげな表情で呟き、エマは苦笑しながら呟き、無邪気な笑顔を浮かべたミリアムの言葉を聞いたクレア大尉は呆れた表情で指摘し、ジト目で見つめてきたマキアスに対してユーシスは睨み返し、疲れた表情で呟いたアリサの言葉を聞いたシャロンは苦笑し、疲れた表情で溜息を吐いた後気を取り直して呟いたサラの言葉を聞いたトヴァルは呆れた表情で指摘した。
「むう……大浴場まであるなんて、パンダグリュエルにずっと軟禁されていたわたくしも今、初めて知りましたわ。ですが、アリサさん達―――大勢の女性達とお風呂で楽しくおしゃべりできますから、そんな細かい事を気にしている場合ではありませんわね♪」
「あ、あはは……この状況でそんな事を思いつくなんて、中々の大物ですよね、シェラ先輩……」
「ホントよね……その事も含めてあんたの妹だけあって、”色々な所”が似ているわね。」
「ハッハッハッ、そんなに褒めないでくれたまえ。照れるじゃないか♪」
頬を膨らませて不満げな表情で呟いた後すぐに切り替えたアルフィン皇女の様子に苦笑しているアネラスの言葉に頷いたシェラザードは呆れた表情でオリヴァルト皇子を見つめ、見つめられたオリヴァルト皇子は笑顔を浮かべて答えてその場にいる多くの者達を脱力させた。
その後アリサ達は色々考えた結果全員戦術オーブメントを”ENIGMA・R”へと切り替える事にした後、パンダグリュエルの施設を利用し、支給された新たな武具や戦術オーブメントによる模擬戦等を行った後明日からの活動に備えてパンダグリュエルで英気を養った。
そして翌朝、朝食を取ったアリサ達は再びリィン達”特務部隊”と対面した―――――
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