第34話
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〜パンダグリュエル・パーティーホール〜
「こ、これって………」
「武器と防具のようだが……」
「どれも相当な業物だな……」
「っ!何て凄まじい霊力……!」
「武具に込められている霊力の質からして少なくても、これらの武具は”この世界では存在していない材料”によって創られているのでしょうね。」
「”この世界では存在していない材料”という事は”異世界には存在している材料”か……」
「そう言えばZ組の皆様が特務部隊の指揮下に入れば、かの”匠王”製の武具をZ組の皆様に支給すると仰っていましたが……まさかこれらがそうなのですか?」
自分達の目の前に着地した数々の武具を見たエリオットとラウラは戸惑いの表情で武具を見つめ、武具の凄まじさを感じ取ったアルゼイド子爵は静かな表情で呟き、エマは驚き、目を細めて呟いたセリーヌの推測を聞いたジョルジュは興味ありげな表情でアリサ達の前に置かれてある武具を見つめ、ある事に気づいたシャロンはレンに訊ねた。
「ええ、そうよ。武器が変わる影響で自分の手に馴染む為の練習が必要だと思ったから、今の内に支給してあげたのよ。」
「確かに得物が変わったら、威力や重さ、射程距離も違うから支給された武器に慣れる為の時間が必要だね。」
「得物が変わると言っても、武器の種類は同じだから、そんなに変わらないんじゃないか?今まで僕達も実習先で装備を変更した事もあるけど、わざわざ武器に慣れる為の時間なんて取らずに、ぶっつけ本番だったぞ?」
レンの説明を聞いたフィーが納得している中、マキアスは戸惑いの表情で指摘した。
「うふふ、ウィルお兄さんが作った武具にはそれぞれ”特殊な効果”が秘められているから、その”特殊な効果”を実戦で活用する為に練習する必要はあると思うわよ?」
「”特殊な効果”………支給してもらった武具から凄まじい”風”は感じるが……まさかそれが関係しているのだろうか?」
レンの話を聞いてある事に気づいたガイウスはレンに訊ねた。
「正解♪それぞれの武具の性能についてはレンが簡単にまとめてレポートにしてあげたから、後でそのレポートを渡すからそのレポートを読んでそれぞれの武具の性能を把握して練習してね♪」
「ええっ!?そ、それじゃあレン皇女殿下自らがZ組の皆さんの為にわざわざ武具の性能についての説明のレポートを作成されたのですか……!?」
「……俺達のような若輩者の為に殿下の貴重なお時間を割いて頂き、誠にありがとうございます。」
「どういたしまして♪」
レンの説明を聞いたアルフィン皇女が驚いている中ユーシスが会釈をして感謝の言葉を述べ、レンは笑顔で答えた。
「あの………後でZ組のみんなに支給して頂いた武具
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